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進行再発胃癌に対する化学療法と検査の現状
土井 俊彦(国立がん研究センター東病院・消化管腫瘍科, 国立がん研究センター東病院・消化管内科)
切除不能再発胃癌においての化学療法は、TOGA試験の結果により大きく変化した。HER2陽性胃癌において、trastuzumab併用化学療法は、標準治療のひとつとして臨床応用され、胃癌においての個別化医療の時代が幕開けした。HER2発現の判定には、手術標本のみでなく内視鏡下生検による組織診断(免疫染色、FISH))が必須であり、組織採取、標本作製、診断のプロセスの標準化が行われている。特に、hete...

第54回日本消化器病学会大会進行再発胃癌に対する化学療法と検査の現状