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食道重層扁平上皮細胞培養系の新規確立と酸・胆汁酸のタイト結合への影響
大島 忠之(兵庫医大・内科(上部消化管科))
GERDでは、酸や胆汁酸の逆流による食道上皮バリア機能低下が胸やけや知覚異常に関与していると考えられるが、これまで重層扁平上皮細胞層をin vitro で評価できる方法がなく、詳細に検討できなかった。今回、我々は強固なバリア機能を有する正常食道扁平上皮細胞層モデルを開発した。扁平上皮細胞層は、単層食道細胞と比べてヒト食道上皮の遺伝子発現に最も類似していることがDNAマイクロアレイ解析により明らかと...

第54回日本消化器病学会大会GERD研究の最先端

病理組織検体中の柵状血管:バレット食道に固有な組織所見
相田 順子(東京都健康長寿医療センター研究所・老年病理学研究チーム)
背景: 欧米で急増する原発性食道腺癌の発生母地であるバレット食道(BE)は、近年関心が高まっている。BEの診断上重要な食道胃接合部の定義は、本邦では内視鏡学的に柵状血管下端と定義されている。今回、柵状血管がBEの組織学的診断の指標となるかを検討し、新知見を得たので報告する。
材料と方法: 剖検20例(中・下部食道、胃)とEMR86例(BEおよび胃上部)を用い、各症例から1枚のHE染色切片によ...

第54回日本消化器病学会大会GERD研究の最先端