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当院における絞扼性イレウス手術症例の検討
野上 明子(高松赤十字病院 消化器内科)
【目的】イレウスは日常診療において一般的な疾患であるが、その病態は多様であり、治療法の選択には時に苦慮する。その中でも絞扼性イレウスは緊急手術の適応であるが、診断基準をめぐり議論されことが多く早期診断が困難な場合がある。今回は当院での緊急手術症例の解析を含め、絞扼性イレウスの有効な診断法について検討した。【方法】2010年8月1日~2012年7月31日の2年間に絞扼性イレウスと術前診断され手術を施...

第098回四国支部例会

大腸遠隔転移をきたした進行膵尾部癌の一例
中園 雅彦(つるぎ町立 半田病院 内科)
【症例】58歳、男性【主訴】全身倦怠、食欲不振、残便感【既往歴】特記すべきことなし【家族歴】母親が膵臓癌【現病歴】平成23年に慢性前立腺炎で当院泌尿器科受診通院し、その後全身倦怠、食欲不振が発症したため、精査希望して平成24年1月に内科紹介となった。下部内視鏡検査と腹部造影CT検査を行なった。下部内視鏡検査では、下行結腸からS状結腸にかけて全周性発赤がみられ、S状結腸に腫大した不整粘膜の隆起が見ら...

第098回四国支部例会

当院におけるC型肝炎に対する3剤併用療法の現状
谷 丈二(香川大学医学部消化器神経内科)
インターフェロン(IFN)、リバビリン(RBV)に続く、新しい抗ウイルス剤Telaprevirがわが国でも認可され、C型肝炎の抗ウイルス療法はあらたなステージに入った。 Telaprevir/PEG-IFN/RBVの3剤併用療法12週間+PEG-IFN/RBV12週間の治療では、24週間と従来のPEG-IFN/RBV療法の半分の治療期間で、初回治療例の著効率が48%から73%に向上し、また、 前治...

第098回四国支部例会