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検索結果は24件です。

高周波凝固で内視鏡的に止血しえた十二指腸憩室出血の1例
瀧本 理子(名寄市立総合病院)
【症例】80歳代、女性。高血圧、認知症にて近医通院中で抗血栓薬内服中であった。3日前より短時間の意識消失発作を繰り返すため、心原性失神が疑われ当院循環器内科受診。心エコー、心電図は異常なく、Hb 5.7と高度貧血があり、タール便を認めたため当科紹介となった。緊急上部消化管内視鏡検査を施行したところ、胃から十二指腸下降脚までには明らかな血液残渣や出血源となる病変は認めなかった。しかし、十二指腸水平脚...

第113回北海道支部例会

慢性下痢症例に対する大腸粘膜生検の検討
齋藤 敦(札幌東徳洲会病院消化器センター)
【目的】4週以上続く下痢は慢性下痢と定義され、その原因は多岐に及ぶ。今回我々は慢性下痢の患者に器質的疾患の除外目的で下部消化管内視鏡検査(CS)を施行し、内視鏡所見が非特異的で正常に近い場合に大腸粘膜生検を行い、その病理検査結果から導かれる慢性下痢の原因を検討した。【方法】2007年11月から2013年3月までの期間、非血性の慢性下痢を主訴として来院した患者に対しCSを行い、内視鏡所見で明らかな感...

第113回北海道支部例会

クローン病における顆粒球吸着療法の有効性と効果予測因子に関する検討
鬼頭 健一(札幌厚生病院 IBDセンター)
【背景と目的】顆粒球吸着療法(Granulocyte-monocyte adsorptive apheresis; GMA)はクローン病(CD)に対する有用な治療選択肢のひとつであるが,インフリキシマブ(IFX)抵抗例に対するGMAの有効性やGMAが著効する症例の特徴は明らかにされていない.今回我々は,CDにおけるGMAの有効性と効果予測因子について検索した.【対象と方法】2002年10月から20...

第113回北海道支部例会

胃癌膵転移の1例
田川 愛(市立札幌病院 消化器内科)
【症例】60歳代,男性.【主訴】黄疸.【現病歴】2009年3月,胃癌(mucinous adenocarcinoma,T4aN3bM0, stageIIIc)に対して幽門側胃切除術(BillrothII法再建)が施行された.術後補助化学療法(TS-1/CDDP)4コース施行後に本人の強い希望があったため治療は終了となった.その後明らかな再発所見は認められなかったが,2012年1月,黄疸を主訴に当科...

第113回北海道支部例会