セッション

検索結果は24件です。

当院における大腸憩室出血症例の検討
上田 直樹(松江市立病院)
【目的】大腸憩室疾患は高齢化に伴い増加傾向にあり、臨床診療において重要性を増している。その中でも大腸憩室出血は出血部位の特定や止血が困難な症例も多く、治療方針の決定に難渋することもある。当院における大腸憩室出血症例について検討した。【対象】2005年8月から2012年6月までの大腸憩室関連疾患の入院数は180例(平均年齢 53.6歳、男性:女性=123:57)あり、そのうち37例(平均年齢71.5...

第098回中国支部例会

診断に苦慮し外科的切除した肝血管筋脂肪腫の1例
吉原 史矩(川崎医科大学附属病院 肝胆膵内科学)
【症例】40歳,女性【現病歴】平成23年12月心窩部痛を主訴に近医受診。疼痛の原因はAGMLであったが、CTで肝S2に4cm大の腫瘤を認め精査目的で当院を受診。アルコール摂取は1合/日。HBs抗原陰性,HBs抗体陰性,HCV抗体陰性。Plt35.6,AST13,ALT19,肝機能は良好でICG(15min)は4.3,AFP,PIVKA-2共に正常値であった。腹部エコ-では正常肝の所見で背景肝に著変...

第098回中国支部例会

集学的治療により救命し得た、アセトアミノフェン中毒による劇症肝炎の一例
藤澤 利充(山口大学大学院医学系研究科 消化器病態内科学)
アセトアミノフェン(以下APAP;N-Acetyl-p-aminophenol)の大量服薬において、その3日後をピークとした重篤な遅発性肝障害が生じ得る。今回我々は、APAPの大量服薬後に薬物性肝障害を来しN-アセチルシステイン(以下NAC)を早期に投与したにも関わらず第4病日に劇症肝炎を発症した症例を経験した。血漿交換・持続的血液濾過透析などの集学的治療により救命し得たので、若干の文献的考察を加...

第098回中国支部例会

慢性的な食後の上腹部痛を来たし、Celiac artery compression syndrome(CACS)と診断した1例
渡邉 亜加音(川崎医科大学 総合臨床医学)
食後の上腹部痛を来たす器質的疾患のひとつにCeliac artery compression syndrome(CACS)があるが、症状発現の原因は食直後の腹腔動脈(CA)の血流不足によると考えられている。CACSは本邦では疾患自体が一般的でないため、functional dyspepsia(FD)やfunctional abdominal pain syndrome (FAPS)と診断されること...

第098回中国支部例会