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小腸出血に対する当院における治療戦略
北島 明日香(自治医科大学附属さいたま医療センター 一般・消化器外科)
ある小腸出血症例の経験をもとに他科と合同で治療アルゴリズムを作成した結果,後の同様の症例に対し迅速な治療対応が可能となった事例を報告する.【症例1】大量下血で救急搬送となった66歳男性.抗血小板剤2剤,ワルファリンを内服中.造影CTで回腸内に造影剤漏出を認め回腸出血の診断.抗血小板・凝固薬内服による手術リスクおよびバイタルサインが安定していたことを考慮し,消化器科での小腸ダブルバルーン内視鏡(以下...

第326回関東支部例会

難治性消化性潰瘍から機能性膵内分泌腫瘍,多発内分泌腫瘍1型と診断し,経過観察としている一例
露木 和彬(防衛医科大学校病院内科学講座2)
【症例】75歳女性【主訴】心窩部痛,嘔気,黒色便【現病歴】平成24年11月上旬より心窩部痛、嘔気が出現し,症状が強いため,近医の消化器内科を受診され,治験に参加し元々内服していたランソプラゾールから新規薬に変更し、症状は改善した.2週間内服後、休薬中に症状再燃し,平成25年1月上旬黒色物を嘔吐し,再診したが,症状が強くなっているために当院を紹介された.【入院後経過】上部消化管内視鏡検査で食道と十二...

第326回関東支部例会

当科入院となった胃・食道静脈瘤症例に対する内視鏡治療の検討
増田 直仁(独立行政法人 国立病院機構 災害医療センター)
【目的】わが国では胃・食道静脈瘤症例に対して内視鏡治療が盛んに行われる。当科入院の胃・食道静脈瘤症例において、原因疾患と治療法の選択、さらには再破裂までの期間を検討した。【対象】過去3年間に当科入院となった胃・食道静脈瘤74症例において、原因疾患を調査した。また、その中の破裂した39症例における原因疾患と治療法を調べ、さらに、現在までフォローされていた15症例において再破裂までの期間を調査した。【...

第326回関東支部例会

急性肝炎として発症したホジキンリンパ腫の1例
植村 隼人(埼玉医科大学 消化器内科・肝臓内科)
症例は63歳の男性。3か月前より咳嗽症状が続き,3週間前から37℃台の微熱と嘔気が見られるようになった。総合感冒薬を内服したが,その2週後には食欲不振,嘔気が強まり,発熱と眼前暗黒感で体動不能となって入院した。体表リンパ節の腫脹なし。白血球数2,330,Hb 10.4 g/dL,血小板数14.1万,CRP 20.6 mg/dL,AST 52 IU/L,ALT 61 IU/L,LDH 236 IU/...

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