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検索結果は4件です。
- 慢性膵炎診断における超音波内視鏡(EUS )検査の有用性に関する検討
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大野 隆真(九州大学大学院 病態制御内科)
(背景)慢性膵炎はこれまで早期に診断することは困難とされていたが、近年超音波内視鏡(EUS)の普及に伴い、早期慢性膵炎という概念が従来の診断法にEUS所見を加味することにより提唱され、慢性膵炎の診断に対するEUSの役割が注目されている。(目的)当科で経験した慢性膵炎症例の診断におけるEUSの有用性について検討する。(方法)2007年1月から2010年6月まで内視鏡的逆行性膵管造影(ERP)とEUS...
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- 慢性膵炎から発症する膵癌の臨床像
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古川 正幸(国立病院機構九州がんセンター 消化器肝胆膵内科)
【背景】慢性膵炎は、膵癌発症の危険因子とされ、診断10年後には、1.8%、20年後には、4.0%の症例に膵癌が発症すると報告されている。ところが、日々の臨床の中で、慢性膵炎症例の経過を観察していて、そこから膵癌が診断される機会は、必ずしも多くはないのではないかと思われる。当院でも、2000年1月から2010年8月までの間に受診された膵癌患者は582名であったが、そのうち、慢性膵炎から膵癌が発症した...
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- 慢性膵炎手術症例の検討
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高畑 俊一(九州大学 臨床・腫瘍外科)
【はじめに】慢性膵炎の治療は主に内科的治療が行われることが多いが時に治療抵抗性で外科手術が必要となることもある。今回我々は慢性膵炎に対する手術療法につき検討した。【対象】1992年から2009年の18年間に当科において慢性膵炎の診断で手術が行われた82例を対象とした。【結果】手術の内訳は減圧手術としての膵空腸吻合が26例、嚢胞消化管吻合が17例であった。膵切除術として膵頭部切除が16例 膵尾側切除...
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- 慢性膵炎に合併した糖尿病の病態と治療―超速効型インスリンの有用性―
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木原 康之(産業医科大学医学部第3内科学)
【目的】慢性膵炎は進行し、非代償期になると、膵内外分泌機能が低下し、消化吸収不良や糖尿病を発症する。慢性膵炎に合併した糖尿病ではインスリンおよびグルカゴン分泌低下が認められることから、治療にインスリンが用いられるが、低血糖を惹起しやすく、やや高めの血糖値で維持されているのが現状である。超速効型インスリンは速効型に比し持続時間が短く、食間に低血糖を起こしにくい。今回、慢性膵炎に合併した糖尿病患者の膵...
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