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検索結果は4件です。

高齢者大腸癌術後90日以内死亡例に関する検討
小野 博美(静和記念病院内科)
【目的】高齢者大腸癌術後90日以内死亡例の特徴を検討した.【方法】2002年1月より2012年6月までに当院にて外科療法を実施した大腸癌295例を若中年83例,前期高齢者(65歳以上75歳未満)91例,後期高齢者(75歳以上)121例の3群に分類し術後90日以内死亡例を後ろ向きに比較検討した.男性147例(49.8%),平均年齢70.9歳(35-98歳)であった.【成績】若中年をA群,前期高齢者を...

第99回日本消化器病学会総会大腸 高齢者2

高齢者大腸癌の臨床病理学的特徴―外科の立場から―
松田 圭二(帝京大学外科)
【目的】高齢大腸癌患者の手術や抗癌剤治療を行う機会が増えている.本研究では高齢者大腸癌の臨床病理学的な特徴を検討し,今後の臨床に役立てることを目的とした.【方法】当科でこの12年間に治療が行われた75歳以上の大腸癌375病変を高齢者群,75歳未満の大腸癌1068病変を対照群として,各臨床病理学的項目に関して検討した.【結果】75歳以上の高齢者群は全体の26%を占めた.平均年齢は,対照群で61.8±...

第99回日本消化器病学会総会大腸 高齢者2

76歳以上の後期高齢者切除不能大腸がん患者においても若年者と同様,5FU系+オキサリプラチン±Bevacizumabは安全に投与できる
杉本 直俊(大阪府立成人病センター臨床腫瘍科)
[背景]高齢化社会により,76歳以上の後期高齢者における進行・再発大腸がん患者数も増加傾向にある.切除不能・再発大腸がんに対する標準療法は,殺細胞性抗がん剤2剤併用(5FU系+オキサリプラチン(OHP)または5FU系+イリノテカン(CPT-11)±分子標的薬剤(Bevacizumab(Bev)または抗EGFR抗体:Kras野生型のみ))である.しかし高齢者には特有の問題(PS低下,臓器機能低下,内...

第99回日本消化器病学会総会大腸 高齢者2

高齢者がん薬物療法における高齢者機能評価の臨床開発
北村 浩(杏林大学内科学腫瘍内科)
【目的】一般に前期高齢者のがん薬物療法では非高齢者と同様の治療が行われているのに対し,75歳以上の後期高齢者ではリスクの評価法が確立していない,治療レジメンの選択基準に乏しいなど診療上の課題がある.高齢者機能評価(Comprehensive Geriatric Assessment,以下CGA)は,加齢に伴うADLや認知機能,精神状態等を客観的に評価する尺度の総称であり,欧米のガイドラインでは高齢...

第99回日本消化器病学会総会大腸 高齢者2