セッション

検索結果は4件です。

肝細胞癌(HCC)患者における宿主側・腫瘍側因子の変化と対応
安藤 慶(鹿児島大学消化器・乳腺甲状腺外科)
【目的】肝細胞癌(HCC)患者における宿主側・腫瘍側因子の変遷から今後の対応を検討する.
【対象・方法】1990年から2009年までの鹿児島肝癌研究会に登録されている初発HCC患者2576症例を対象に,1990年から1998年までの症例群(前期群)と,2003年から2009年までの症例群(後期群)に分け臨床的背景及び予後等の比較検討を行った.
【結果】後期群は前期群と比較し,HCV感染...

第99回日本消化器病学会総会肝癌5

B型肝炎関連肝細胞癌の臨床的特徴
津久井 雄也(山梨大学医学部第1内科)
【目的】B型肝炎関連肝細胞癌(B-HCC)の実態についてfollow up(f/u)状況から検討した.【対象と方法】2005年8月から2012年6月までに当科で診断された肝細胞癌458例のうちB-HCC43例(9%),非B型肝炎肝癌(NonB-HCC)415例(91%)を対象とした.【結果】1)男女比(M/F)はB-HCC,NonB-HCCで33/11対273/142と差がなかったが,年齢はB-H...

第99回日本消化器病学会総会肝癌5

非B非C型肝細胞癌症例におけるPNPLA3遺伝子多型と臨床所見の検討
馬場 伸介(香川県立中央病院肝臓内科)
【目的】PNPLA3 rs738409 C>G polymorphismが肝臓での脂肪蓄積(triglyceride含量増加)に関係するといわれている.さらに最近では肝細胞癌(HCC)発症の予測因子との報告もある.今回我々は,PNPLA3のSNP解析を行った非B非C型肝細胞癌(NBNC-HCC)症例のrs738409の遺伝子型と臨床所見との関連性について検討した.【方法】2005年1月から2010...

第99回日本消化器病学会総会肝癌5

生活習慣病を背景とした肝発癌のサーベイランス
細川 貴範(武蔵野赤十字病院消化器科)
【目的】肥満人口の増加,食生活の欧米化などから今後NASHを背景とした発癌の増加が予想される.NASH肝癌は,正常肝から脂肪肝,NASHを経て肝癌発生に至ると予想されるが,NASHは脂肪肝の一部でしかなく,NASHの全てが肝疾患で予後を規定されるわけではないため,脂肪肝症例のうちどのような症例を積極的に肝生検するかが課題である.【方法】当院で初回治療を行った肝癌1504例のうちNASHを背景とする...

第99回日本消化器病学会総会肝癌5