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検索結果は4件です。

グルコース連結クロリン,マンノース連結クロリンを用いた胃癌に対する光線力学的治療の基礎的検討
林 則之(名古屋市立大学大学院医学研究科消化器代謝内科学)
【背景】癌細胞に特異的に集積する光感受性物質を投与し,特定波長のレーザー光を照射して癌細胞選択的に細胞死を誘導する治療法が光線力学的治療(PDT)である.Warburg効果からも知られるように,癌細胞はTCAサイクルではなく嫌気的解糖系を使用することから多くのグルコースを細胞内に取り込むことが知られ,この現象はPET-CTに応用されている.これまで我々は,光感受性物質のクロリン1分子に4分子のグル...

第99回日本消化器病学会総会胃癌 基礎2

ガストリントランスジェニックマウスを用いた茶カテキンによる胃発癌予防効果の検討
大野 崇(福井大学消化器内科)
【目的】茶カテキンはフラボノイドの一種であり,抗菌,抗酸化,抗腫瘍,肥満抑制といった様々な生理活性作用が認められている.疫学的検討では緑茶高消費量群において胃癌発症のリスクが低下するという報告もあるが,未だ一定の見解は得られてはいない.In vitroにおける検討では茶カテキンは様々な細胞においてIFN-γなどの炎症性サイトカインの発現抑制効果や細胞増殖抑制作用が認められており,またラットを用いた...

第99回日本消化器病学会総会胃癌 基礎2

uPA/PAI-1システムと胃癌予後との遺伝学的関与
米村 穣(藤田保健衛生大学消化管内科)
【背景・目的】Plasminogen activator inhibitor type-1(PAI-1)を含むウロキナーゼ・プラスミノーゲン活性化(uPA)システムは細胞外マトリクスの制御を行っており,癌の浸潤とも関連すると考えられている.PAI-1の高発現は,種々の癌の予後不良に影響するとの報告が多い.また,最近PAI-1プロモーター領域-675 4G/5G多型がPAI-1活性に影響することが判...

第99回日本消化器病学会総会胃癌 基礎2

ベトナム人(東南アジア),バングラデシュ人(南アジア)における胃粘膜の比較観察
松久 威史(日本医科大学多摩永山病院消化器科)
【目的】ベトナム人(東南アジア),バングラデシュ人(南アジア人)は日本人に比し慢性炎症,好中球活動度,腺萎縮,腸上皮化生スコアが有意に低いことを報告した.人口10万対胃癌罹患率はバングラデシュ(5.2),ベトナム(18.9)で,日本は31.1である(GLOBOCAN 2008).今回は,ベトナム人(ホーチミン),バングラデシュ人(ダッカ)のHelicobacter pylori 第99回日本消化器病学会総会胃癌 基礎2