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検索結果は4件です。

メタボロミクスを用いた膵炎治療薬の探索
坂井 文(神戸大学消化器内科学)
【背景・目的】急性膵炎は年々増加傾向にある.一旦重症化すると致死率の高い疾患であるため,新たな治療薬の探索が必要である.本研究では,2種類の膵炎マウスモデル,すなわち,セルレイン誘発性膵炎とアルギニン誘発性膵炎において,ガスクロマトグラフ質量分析計(GC/MS)を用いたメタボロミクスにより,急性膵炎における低分子代謝物の変動を網羅的に解析することで,膵炎に特徴的な変動を示す低分子代謝物を見出し,急...

第99回日本消化器病学会総会膵炎2

慢性膵炎における消化吸収能マーカーとしてのインクレチン値の検討と膵性糖尿病に対するDPP-4阻害剤シタグリプチンの投与効果
瀧井 道明(大阪医科大学看護学部)
【目的】慢性膵炎においては消化障害によるインクレチンの分泌不全が予想され,インスリン分泌能低下型の膵性糖尿病に対してDPP-4阻害剤は膵β細胞保護作用による有用性が期待される.これらの仮説を検証することを目的とした.【方法】対象患者は外来通院慢性膵炎患者28例で,内訳はA群:疑診例8例,B群:画像上準確診例8例,C群:膵石などが認められる確診例12例である(糖尿病はA群:3例,B群:4例,C群:5...

第99回日本消化器病学会総会膵炎2

膵石構造の研究から得られたもの:膵石での感染結石の存在と脂肪酸カルシウム石内の結晶構造について
中村 隆司(東北厚生年金病院消化器外科)
【緒言】膵石の殆どは炭酸カルシウム石であり脂肪酸カルシウム石の報告は極めて少ない.また膵石での感染結石の報告も無い.炭酸カルシウム石の脱灰後標本の組織学的検討を続け,最近の症例で微生物を認めたものがあり報告する.さらに極めて稀な脂肪酸カルシウム石切片を偏光顕微鏡で観察し,結晶構造と思われる成分を同定したので報告する.【方法】膵石は慢性膵炎手術中に採取した炭酸カルシウム石9例で無菌的に摘出直後にホル...

第99回日本消化器病学会総会膵炎2

Benzoyl-L-tyrosyl-[l-13C]alanine呼気試験とPFD試験―同時試験の基礎的検討―
松本 敦史(八戸市立市民病院内分泌糖尿病科)
【目的】本邦では,食事による脂肪摂取量が40g/day以上で,糞便中脂肪排泄量5g/day以上の膵性脂肪便を呈する場合を膵外分泌機能不全と定義している.Benzoyl-L-Tyrosyl-[1-13C]Alanine(以下,13C-BTA)呼気試験では,Δ13CO2ピーク値(以下,Cmax)をもとに膵外分泌機能...

第99回日本消化器病学会総会膵炎2