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粘膜切開直視下生検を施行した上部消化管粘膜下腫瘍の2例
山崎 健路(中濃厚生病院・消化器科, 岐阜県総合医療センター・消化器内科)
【はじめに】消化管粘膜下腫瘍の診断において,通常の生検により粘膜下組織が採取できることは少ない.粘膜下腫瘍についてはEUS-FNA等により病理学的診断を行い,治療方針を決定すべきとされているが,施行には専用の内視鏡機器が必要であり,市中病院では未だ一般的ではない.今回我々は,Dual-knifeを用いて直視下に粘膜下腫瘍の粘膜切開を行い,腫瘍を露出させた上で直視下に生検(粘膜切開直視下生検)を行い...

第55回日本消化器病学会大会胃-SMT1

同一部位にGISTと早期胃癌を併存した1例
竹内 庸浩(川崎病院・消化器内科)
【はじめに】消化管間葉系腫瘍の大半はGastrointestinal stromal tumor (GIST) であり,カハールの介在細胞を起源とする腫瘍であることが明らかになっている.近年,GISTの報告が増加してきたが,胃においてGISTと早期胃癌の併存例の報告はまだ少ない.【症例】70歳男性.【主訴】嘔吐.【現病歴】2011年9月中旬より嘔吐を認めたため当院受診した.【経過】上部消化管内視鏡...

第55回日本消化器病学会大会胃-SMT1

内視鏡的止血術を施行した胃GIST2症例の検討
河俣 浩之(済生会松阪総合病院・内科)
【はじめに】胃GISTは無症状か非特異的症状にて偶然発見されることが多い.症状は上腹部痛が最も多く,消化管出血は約7%と稀である.また上部消化管出血の中で胃悪性腫瘍からの出血は2.5%で,胃GISTは更に少ない.今回我々は内視鏡的止血術後に切除した胃GISTの2例を経験したので報告する.【症例1】70代男性.2012年10月下血で内視鏡施行,胃体部に約35mmのSMTを認めた.頂部に小さな潰瘍があ...

第55回日本消化器病学会大会胃-SMT1

胃GISTに対する腹腔鏡下胃局所切除術困難例に対する手技上の工夫
上田 貴威(大分大・消化器外科)
【はじめに】切除可能な胃GISTに対する治療として,腹腔鏡下局所切除術が広く普及している.しかしながら,腫瘍の発育形態や発生部位によって,腹腔鏡下切除術が困難な症例が存在する.【目的】胃GISTに対する腹腔鏡下胃局所切除術困難を規定する因子を明らかにし,それに対する工夫を検討する.【対象と方法】2001年1月から2012年12月までに当科にて腹腔鏡下胃局所切除術(単孔式3例を含む)を施行した胃原発...

第55回日本消化器病学会大会胃-SMT1

小さな胃粘膜下腫瘍に対する組織診断,DNS-MCB法の有用性
中村 正克(金沢医大・消化器内科)
【背景】現在,粘膜下腫瘍に対しての確定診断はEUS-FNAB法が推奨されている.しかし腫瘍径が2cm未満の小さい粘膜下腫瘍に対しては十分量な腫瘍組織を得ることができず正確な診断ができない事が多い.特にGISTにおいては悪性度の指標とする核分裂像が重要であり近年になり切開生検法が行われる事で大きいSMTに対しては悪性度診断が出来る様になったが,以前として小さいSMTは腫瘍が可動してしまい切開生検法で...

第55回日本消化器病学会大会胃-SMT1