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ドロペリドール,フェンタニル,ケタミンを組み合わせた静脈麻酔によるERCP鎮静法の検討
進藤 浩子(山梨大附属病院・消化器内科(1内科))
【目的】ERCPの際には一般にミダゾラムとペンタゾシン(従来法)による鎮静法が用いられているが,奇異反応による体動で処置の継続が困難となる症例が存在する.新たな鎮静法として術後疼痛や侵襲的処置時の疼痛緩和としての有効性が報告されている静脈麻酔薬DFK(ドロペリドール,フェンタニル,ケタミン)を用いたERCP鎮静法の安全性と有効性を検討した.【方法】ERCPを施行した症例のうち,術中に鎮静の評価を行...

第55回日本消化器病学会大会ERCP麻酔

高齢者ERCP症例におけるプロポフォールの使用経験
吉田 淳仁(ゆのもと記念病院・外科)
【背景】当院は高齢・認知症例が多いため2011年3月よりERCP時の鎮静を麻酔科専門医に依頼し,同年11月にプロポフォールを導入した.当院での使用結果を報告する.【対象・方法】2011年3月~2012年12月の高齢者ERCP初回施行例中,プロポフォール非投与7例(NP群)とプロポフォール投与8例(P群)を対象に呼吸循環動態,術後合併症を比較検討した(Mann-Whitney U検定,有意差:p<0...

第55回日本消化器病学会大会ERCP麻酔

ERCP時の鎮静における塩酸デクスメデトミジンの有用性の検討
今井 隆行(滋賀医大附属病院・消化器内科)
【目的】 ERCPは他の内視鏡検査に比べ侵襲が大きく,deep sedationが必要になる事が多い.鎮静による合併症として,呼吸抑制がしばしば問題になる.中枢性α2受容体作動薬である塩酸デクスメデトミジン(DEX)は,鎮静・鎮痛作用を持ちながら,呼吸抑制を認めにくい特徴を有する.今回,我々はERCP検査時の鎮静におけるDEXの安全性および有効性を検討した.
【方法】対象は2013年1月から...

第55回日本消化器病学会大会ERCP麻酔

ERCPにおける音響式呼吸数モニタリング下にTCIポンプを用いてプロポフォール投与量を調整する鎮静法の安全性の検討
谷岡 大輔(国立岩国医療センター・消化器内科)
【目的】我々はTCIポンプを用いたプロポフォール鎮静を行いその安全性を報告してきた.しかしERCPの場合は腹臥位で施行するため呼吸状態を観察することが困難である.音響式呼吸数モニタリング(RRa)はセンサーを頚部に貼付し非侵襲的,連続的に呼吸数を測定することが可能である.RRa測定によるTCIポンプを用いたプロポフォール鎮静の安全性を検討した.【方法】対象は2012年11月から2013年3月までに...

第55回日本消化器病学会大会ERCP麻酔