検索結果は4件です。

消化器外科術後における微量元素製剤の投与意義についての検討

渋谷　和人（富山大・消化器・腫瘍・総合外科）
【目的】鉄は赤血球造血などに関わる生体に必須な微量元素であるが，過剰になると血漿中ではトランスフェリンへの鉄結合の割合が増す．その結果トランスフェリン飽和度が上昇すると不安定鉄である非トランスフェリン結合鉄（NTBI）が出現し，Fenton反応などを介して活性酸素種であるヒドロキシラジカルが産生され，これにより細胞障害が起きる．鉄過剰となる原因の一つとして鉄剤の静脈内投与があげられる．ASPENガ...

第55回日本消化器病学会大会 ＞ その他-周術期管理 1

肝胆膵領域における術後細菌感染症マーカーとしての血清プロカルシトニン値の可能性

大澤　一郎（三重大・肝胆膵・移植外科）
【目的】肝胆膵および肝移植術後のプロカルシトニン (PCT) 値を継続的に測定し，細菌感染症のカットオフ値を検討するとともに，術後のPCT測定意義を検討する．【方法】待機手術を行った膵頭十二指腸切除(PD)7例，区域以上の肝切除(LR)6例，肝移植(LT)2例の計15例を対象に，術前と術後1・2・3・4・７日目にPCT値を含めた血液検査(白血球・CRP)を実施するとともに，全身性炎症性反応症候群(...

第55回日本消化器病学会大会 ＞ その他-周術期管理 1

腹部骨盤高リスク手術症例における術後深部静脈血栓塞栓症予防のためのEnoxaparinの有用性

近清　素也（徳島大・消化器・移植外科）
【目的】腹部骨盤高リスク手術症例に対する術後VTE(Venous Thromboembolism)予防を目的としたEnoxaparin，Fondaprinux，未分画Heparinの抗凝固剤3剤によるrandomized studyを行い，Enoxaparinの安全性・VTE予防における有用性を報告した(第113回日本外科学会)．腹部骨盤高リスク症例に対するEnoxaparinを用いた抗凝固療法の...

第55回日本消化器病学会大会 ＞ その他-周術期管理 1

腹腔内ドレーン留置と術後感染症の検討

大木　宇希（小川赤十字病院）
【目的】当科における開腹手術及び腹腔鏡下手術のドレーン挿入の有無と術後感染症の発症について検討した．【方法】2012年1月から11月までの当科での開腹及び腹腔鏡下手術を対象とした．腹腔内ドレーンの有無と術後感染症（発熱・腹腔内膿瘍）について検討した．【結果】2012年1月から11月まで201例の腹部手術（開腹157例・腹腔鏡44例）を施行した．腹腔内ドレーンを留置した症例は131例（開腹97例・腹...

第55回日本消化器病学会大会 ＞ その他-周術期管理 1