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第55回日本消化器病学会大会胃-症例 3

粘膜下腫瘍様の発育形態を示したAFP産生胃癌の1例
奥村 哲(ベルランド総合病院・外科)
症例は70歳代の男性.既往に大動脈弁置換術がある.主訴は歩行困難.Hb5.7mg/dlと貧血を認めたため上部消化管内視鏡検査を施行すると,体中部から前庭部にかけて正常粘膜で覆われた所々自壊した潰瘍を伴った粘膜下腫瘍様の隆起性病変を認めた.抗凝固療法中であり生検は施行しなかった.腹部エコー検査では心窩部に径8cm大の境界明瞭な混合エコー腫瘤像を認めた.腫瘤は胃壁外性に発育し内部には結節陰影や索状構造...

第55回日本消化器病学会大会胃-症例 3

同時性胃壁内転移を認めた胃癌の1例
武藤 頼彦(千葉県がんセンター・消化器外科)
食道癌の壁内転移は高頻度で予後不良因子と考えられているが,原発性胃癌の壁内転移は稀とされている.今回我々は,同時性胃壁内転移を認めた進行胃癌の一例を経験したので報告する.症例は60歳代,女性.症状なし.糖尿病にてインスリン使用中.前医にて胃噴門部癌の診断で内視鏡治療施行.病理組織結果でSM以深,断端陽性,脈管侵襲(+)にて噴門側胃切除術の手術を希望され当院紹介となった.しかし当院での精査では,主病...

第55回日本消化器病学会大会胃-症例 3

多発壁内転移と小腸転移を伴った胃癌の術後にTrousseau症候群の脳梗塞を発症した一例
神山 博彦(越谷市立病院・外科)
症例は70歳男性,嘔気に対する精査で胃に多発するIIc病変と幽門狭窄を認め,生検で低分化腺癌と診断された.CEA1048.8ng/mlと高値であったが画像上明らかな遠隔転移は認めず,手術を行った.腹膜播種・腹水・肝転移を認めず,胃全摘・Roux-en-Y再建・胆嚢摘出術を施行した.術中に回腸末端部に約10cmにわたる腸管の異常な硬化を触知したため,回盲部切除術を追加した.胃の病変は非充実性低分化腺...

第55回日本消化器病学会大会胃-症例 3

胃原発扁平上皮癌の1例
中村 聡(埼玉県立がんセンター・消化器外科)
症例は,84歳,男性.心窩部痛および食思不振を主訴に前医を受診し,胃前庭部の3型腫瘍が疑われ,精査加療目的に当科に紹介された.上部消化管内視鏡で,胃角部小弯から幽門輪におよぶ3型腫瘍を認め,生検で扁平上皮癌が疑われた.血液生化学的検査所見で,CEA(6.2ng/ml),SCC (2.2ng/m),CYFRA(9.7ng/ml)が軽度上昇を認めた.胸腹部造影CTで,胃前庭部に長径40mm超の壁肥厚と...

第55回日本消化器病学会大会胃-症例 3