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検索結果は4件です。

当院で過去5年に経験した肝細胞癌破裂11症例の背景・予後についての検討
島田 祐輔(国立災害医療センター)
【背景・目的】 肝細胞癌はサーベイランスの充実により早期の発見・治療が可能となってきている.しかし無治療のまま進行し,破裂によって発見される症例も存在する.破裂症例の患者背景や予後を分析し,破裂予防および生命予後を改善するための対策を検討した.
【対象】 当科で2008年4月からの5年間に経験した肝細胞癌破裂の11症例(男性7例:女性4例).
【方法】 各症例の基礎疾患・肝機能・治...

第55回日本消化器病学会大会原発性肝癌-疫学

80歳以上の高齢肝細胞癌患者の臨床的検討
石井 俊哉(聖マリアンナ医大横浜市西部病院・消化器内科)
【目的】本邦では肝細胞癌(HCC)患者の高齢化が進み,治療選択に悩むことがある.今回われわれは80歳以上の高齢HCC患者の臨床学的特徴を検討した.【対象と方法】2001年から2011年までに当院で診断されたHCC症例310例中80歳以上の33例を対象とし,その臨床学的特徴を検討した.【成績】80歳以上の高齢初発HCC患者はHCC全体の10.6%(33/310)認めた.平均年齢は82.7歳(80-9...

第55回日本消化器病学会大会原発性肝癌-疫学

B型肝癌発癌要因の年代別推移
本村 健太(麻生飯塚病院・肝臓内科)
【目的】本邦のB型肝癌は平均年齢50歳台で,HBVの活動性が高い患者に多いと報告されてきた.核酸アナログ製剤の普及など治療法が進歩する一方で,肥満や糖尿病の増加などにより発癌の様態が変化している可能性がある.過去20年間の当院肝癌患者のデータベースを基に発癌要因を検討したので報告する.【方法】1992-2012年の初発B型肝細胞癌患者286例(男性226例,女性60例)を対象とした.BMI,糖尿病...

第55回日本消化器病学会大会原発性肝癌-疫学

肝癌患者の併存肝疾患認識に関する検討
日野 直之(大分県立病院・消化器内科)
【背景】ウイルス性肝炎など慢性肝疾患の多くは肝硬変や肝癌へと進行するが,疾患に対する認識の不足から通院をしていない患者がしばしば見られ,初診時に進行癌を認める症例を多く認める.【方法】2001年1月から2012年10月までに当科で初発肝癌と診断した症例403例(男性264例,女性139例)について,肝癌の原因別(HBV・HCV・非B非C) に診断時の通院状況や背景肝疾患の認識の有無について検討を行...

第55回日本消化器病学会大会原発性肝癌-疫学