セッション

検索結果は4件です。

門脈圧亢進症に見られる腸管壁浮腫
武藤 修一(苫小牧市立病院・消化器科)
【背景】肝硬変などの門脈圧亢進症(以下,門亢症)の合併症として,食道・胃静脈瘤や腹水,肝性脳症は代表的である.この他にも胃粘膜の血管拡張やうっ血による浮腫が生じる門脈圧亢進症性胃症は頻繁に臨床で接する事が多いが,下部消化管において腸管粘膜の浮腫や発赤が生じるとされる門脈圧亢進症性腸症については報告が少ない.【目的】近年有用性が知られるようになった消化管エコー検査(US)を用いて,肝硬変患者の腸管壁...

第55回日本消化器病学会大会肝循環・門脈圧亢進症1

当科における慢性肝疾患に合併した門脈血栓症に対する治療
田中 秀明(三重大附属病院・消化器・肝臓内科)
【目的】門脈血栓は慢性肝疾患,特に肝硬変に合併が多く,門脈圧亢進に伴う静脈瘤の破裂,難治性腹水,腸管循環障害,長期的には肝不全のリスクがある.治療適応や治療法について一定の見解はない.当科で門脈血栓と診断した症例を検証し報告する.【対象】慢性肝疾患に門脈血栓合併と診断した12例(2008年1月~2012年12月).年齢中央値67歳,男:女=8:4,HCV:HBV:他=8:1:3(全例肝硬変).Ch...

第55回日本消化器病学会大会肝循環・門脈圧亢進症1

難治性腹水に対するDenver 腹腔-静脈シャント術の適応に関する検討
山田 晃(住友病院)
【はじめに】Denver腹腔-静脈シャント術は,内科的治療に抵抗性の難治性腹水に対して適応され,腹水の劇的な改善により,患者のquality of life(以下QOL)は著しく高まる.しかし,重篤な合併症により術後早期に死亡する例もあり,症例ごとに慎重な適否の判定が必要となる.今回我々は,当院におけるDenver 腹腔-静脈シャント術の治療成績を詳細に解析し,その適応基準をretrospecti...

第55回日本消化器病学会大会肝循環・門脈圧亢進症1

増大する肝外門脈瘤における血流動態シミュレーション解析と治療方針の決定
飯室 勇二(兵庫医大・外科(肝・胆・膵外科))
症状や血栓形成のない肝外門脈瘤は経過観察で十分とされている.今回,徐々に増大する血栓形成のない肝外門脈瘤症例に対して門脈血流動態シミュレーション解析を行い,治療方針を決定し,その妥当性を検討した.【方法】肝外門脈瘤症例(75歳,女性)において,腹部USにより門脈瘤および瘤内血流の変化を観察し,造影CT-DICOMデータから流体解析用門脈メッシュモデルを作成し,流体解析ソフト(ANSYS FLUEN...

第55回日本消化器病学会大会肝循環・門脈圧亢進症1