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検索結果は5件です。

ESD症例からみた胃癌に対するABC分類の妥当性と問題点
菊地 眸(福島県立医科大学医学部消化器・リウマチ膠原病内科学講座)
【目的】近年,血清のH. pylori(HP)抗体価とペプシノゲン(PG)値を用いた分類(ABC分類)が,胃癌のリスク分類として有用であると提唱されている.そこで,当院の胃ESD症例の血清のHP抗体価とPG値からABC分類の妥当性と問題点を検証した.【方法】2012年11月から2013年8月までに,術前に血清のHP抗体価とPG値を測定し,ESDを施行した胃癌80例のうち,PPI服用例...

第100回日本消化器病学会総会胃ESD

胃平坦隆起性病変の内視鏡診断~通常観察とNBI併用拡大観察における検討~
野中 敬(横浜市立大学附属病院消化器内科)
【目的】胃平坦隆起性病変は胃腺腫と胃癌に大別されるが,良性腫瘍とされる胃腺腫の治療方針に一定の見解は得られていない.実臨床では術前生検で腺腫と診断された病変が術後に腺癌と判明する事も少なくない.内視鏡所見における腺腫と腺癌を鑑別し得る所見を,白色光通常観察(CE-WLI)およびNBI併用拡大観察(ME-NBI)において遡及的に解析した.
【方法】当院でESDが施行された胃平坦隆起性病変を対象...

第100回日本消化器病学会総会胃ESD

UL合併早期胃癌に対するESD~根治性評価におけるULの影響~
鈴木 肇(札幌厚生病院第一消化器科)
【背景】実臨床においてしばしば問題となるのはESD根治性評価におけるULの有無である.特に3cm以上の分化型pT1a症例の場合,ULか生検痕かで追加切除の可能性もありその後のQOLが大きく変わってしまう.【目的】腫瘍径3cm以上のUL合併早期胃癌の臨床病理学的特徴を明らかにする.【対象と方法】2006年1月から2012年12月までに当院で施行した胃ESD 878病変を,腫瘍径3cm以上で組織学的に...

第100回日本消化器病学会総会胃ESD

当院における早期胃癌に対するESD治療成績の検討
滋野 聡(大阪府立急性期・総合医療センター消化器内科)
【背景・目的】胃癌治療ガイドラインでは,生命予後に関して適応拡大ESDが外科切除と同等以上の成績が得られるならば,今後標準治療がESDとなり得るとされる.当院で施行した早期胃癌ESD症例の患者背景,予後を明らかにし,現行のガイドラインの妥当性を検討する.【方法】2007年1月から2013年3月までに当科でESDを施行した早期胃癌310症例を対象とした.術後病理結果での適応病変は158例(51%),...

第100回日本消化器病学会総会胃ESD

抗血栓薬服用例の胃ESD後,後出血リスク群の検討とマネージメント
小原 英幹(香川大学消化器・神経内科)
【背景】胃ESDにおいて新たな抗血栓薬ガイドラインによると,抗血栓薬の再開時期は,可及的早期と推奨される.ESD術後,1週間以上経過後期出血は比較的稀とされる.しかしながら,当科ではクリニカルパスに準じた入院加療後,自宅療養中に,後期出血のため救急処置を要した症例を時折,経験する.【目的】今回,胃ESD後出血の現状を検証後,後期出血リスク群を抽出し,通常と異なるマネージメントを推奨することを目的と...

第100回日本消化器病学会総会胃ESD