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検索結果は4件です。

当院における癌性腹水に対する腹水濾過濃縮再静注療法の臨床的検討
佐藤 慎哉(ベルランド総合病院消化器内科)
【背景】癌性腹水が大量になると患者は入院治療を希望される場合が多い.一方,腹水濾過濃縮再静注療法(以下CART)は一度に大量の腹水ドレナージが可能で患者の自覚症状改善が見込める.今回我々は大量癌性腹水に対するCARTの有用性および安全性を検討した.【方法】当院において2009年1月から2013年3月までの間に癌性腹水に対してCARTを施行した患者55例を対象として検討した.【結果】平均年齢は68....

第100回日本消化器病学会総会腫瘍-1

消化器癌に合併したTrousseau症候群7例の経験
坂谷 彰彦(国家公務員共済組合連合会大手前病院消化器内科)
【目的】Trousseau症候群は悪性腫瘍に伴う血液凝固異常から血栓塞栓症を来した病態として定義され,発症後の予後は不良とされる.基礎疾患として腺癌の割合が多いことが知られており,消化器領域で悪性疾患の診療に従事する場合,その特徴を把握している事が重要である.しかしながら稀な疾患であるため依然として報告例は少ない.今回われわれは消化器癌に合併したTrousseau症候群の7例を経験したので報告する...

第100回日本消化器病学会総会腫瘍-1

好酸球増多症を契機に診断し得た悪性腹膜中皮腫の一例
川上 武志(帯広厚生病院第三内科)
【症例】60代,男性【主訴】腰痛【現病歴】来院2ヶ月前より嘔気や食欲低下が出現し,2週間前より増悪傾向にあった.また,腰痛を自覚していたが,非常に強い疼痛となり,当院へ救急搬送された.腹部がやや膨満しており,触診では板状硬であったが,圧痛は認めなかった.血液検査では白血球数が24,000/μlと高値で,好酸球が20.8%を占めていた.CTでは腹膜の肥厚,腹水の貯留を認めた.腹水の性状は滲出性,腹水...

第100回日本消化器病学会総会腫瘍-1

5-FU(fluorouracil)による高NH3血症を認めた4例
中井 敦史(兵庫県立尼崎病院消化器内科)
進行・再発大腸癌に対する標準治療ならびに食道癌に対する化学療法においても5-FUはkey drugとなっている.今回,化学療法施行中に高NH3血症をきたした3例の大腸癌と1例の食道がんを経験したので報告する.【症例1】77歳の男性,S状結腸癌・肝転移,Beva+mFOLFOX 5コース終了後2日目に高NH3血症による意識障害と嘔吐を認めた.【症例2】73歳の男性,直腸癌・多発肺転移,Beva+mF...

第100回日本消化器病学会総会腫瘍-1