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検索結果は4件です。

エネルギー代謝状態によるNAFLDの病態選別と治療候補分子の動態評価
須田 剛士(新潟大学大学院医歯学総合研究科消化器内科学)
【目的】活動量とBMIを指標としてエネルギー代謝の観点からNAFLD症例を群分けし,治療候補分子の動態を評価する.【方法】臨床的にNAFLDと診断された症例で,Virtual Touch Tissue Quantification(VTTQ),血中Osteopontin(OPT),血中Irisin濃度の測定が可能であった58例にアンケート用紙を郵送し,Brief-type self-adminis...

第100回日本消化器病学会総会NASH,NAFLD 2

NASH病態形成におけるオートファジーとアポトーシスの意義
田中 聡司(大阪大学消化器内科学)
【背景/目的】NASHでは肝細胞アポトーシスの亢進が報告されているが,そのメカニズムは明らかでない.そこで本研究ではNASHにおける肝細胞アポトーシス誘導機構を,オートファジーとの相互関係の視点から検討を行った.
【方法/結果】ヒト肝癌細胞株(HepG2)やマウス肝細胞株(CL2)にパルミチン酸(PA)を投与すると,LC3-IからLC3-IIへのシフトを認めるも,P62蛋白蓄積を認め,PAは...

第100回日本消化器病学会総会NASH,NAFLD 2

社会貢献インセンティブ‘Donations for Decreased ALT(D4D)’を動機づけにしたNAFLD治療―肥満と飢餓の同時撲滅を目指して―
角田 圭雄(京都府立医科大学消化器内科学)
【目的】NAFLD/NASHに対する食事運動療法において有効な動機づけ手法が求められる.一方,国際連合世界食糧計画(WFP)は,食糧欠乏国への食糧援助と天災などの被災国に対して緊急援助を施し,経済・社会の開発を促進する国際連合の機関である.そこで,NAFLD患者に食事運動療法を行い,ALT値の低下度に応じて研究費からWFPの学校給食プログラムへ寄付を行うという社会貢献をインセンティブとした動機づけ...

第100回日本消化器病学会総会NASH,NAFLD 2

脂肪性肝疾患全国調査からみた薬物性NASHの臨床的特徴
福村 敦(金沢医科大学肝胆膵内科)
【目的】NASHはその病因から,肥満やインスリン抵抗性を基盤とする一次性NASHと薬物など原因を推定できる二次性NASHに分類されるが,最近の薬物性NASHの実態については明らかではない.そこで,厚労省樋口班「わが国における飲酒の実態調査およびアルコールに関する生活習慣病とその対策に関連する総合的研究」に基づき施行した脂肪性肝疾患全国調査をもとに,近年の薬物性NASHの臨床的特徴を一次性NASHと...

第100回日本消化器病学会総会NASH,NAFLD 2