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検索結果は4件です。

高度慢性便秘症に対する単孔式腹腔鏡下結腸全摘術
河原 秀次郎(東京慈恵会医大柏病院・外科)
【緒言】内科的管理が困難な高度慢性便秘症は手術適応であるが,結腸全摘術+回腸直腸吻合術が標準術式と考えられている.開腹手術には抵抗感があっても,単孔式腹腔鏡下手術は比較的容易に受け入れられる術式である.我々は結腸全摘術をclipを用いず単孔式手術で行ってきたので報告する.【手術手技】臍部約3cmの切開創を造設しSILS portを装着して手術を開始する.まず大網を切開して,その切開創を患者の左側に...

第55回日本消化器病学会大会大腸-手術

S状結腸軸捻転症に対する内視鏡的整復術後待機的腹腔鏡補助下S状結腸切除術の有用性
戸口 景介(耳原総合病院)
はじめに,S状結腸軸捻転症は,緊急手術では死亡率,合併症率が高く,可能な限り待機的手術が推奨される.今回,内視鏡的整復術後に待機的腹腔鏡補助下S状結腸切除術を施行した症例を5例経験し良好な経過を得たので報告する.症例,49歳女性,内視鏡整復術8日後に腹腔鏡補助下S状結腸切除術を施行.合併症なく術後9日目に退院となる.術後32か月経過し再発なし.81歳男性,内視鏡整復術11日後に腹腔鏡補助下S状結腸...

第55回日本消化器病学会大会大腸-手術

S状結腸憩室穿孔に対してハルトマン術と人工肛門閉鎖術を施行後3年9カ月目に吻合部すぐ肛門側に発生した進行S状結腸癌の1例
山下 晋也(加納総合病院)
症例:81歳男性.主訴:排便痛と排便時出血.既往歴:心筋梗塞(stent治療後),好酸球性肺炎(ステロイド内服治療中),肺気腫,内痔核.現症:身長158cm,体重60kg,PS1.現病歴:H20年9月にS状結腸憩室穿孔に対してハルトマン術を施行.その後H21年3月に人工肛門閉鎖術を行なったが,閉鎖部の瘢痕ヘルニアでH22年3月に修復術を施行した.その後は痔核に対する軟膏処方のため外来経過観察中であ...

第55回日本消化器病学会大会大腸-手術

大腸内視鏡検査後に急性虫垂炎を発症した1例
栗山 宗彰(倉敷市立児島市民病院)
症例は83歳男性.喘息,高血圧にて通院中で,大腸癌が心配とのことで大腸内視鏡検査を施行した.盲腸に8mm,6mmのポリープを認め切除,その時の虫垂開口部は特記事項なし,同日入院となり,翌日問題なく退院となった.退院日の夕方頃より腹満感を認め,退院日の翌日より腹満増強,下腹部痛を認め同日夜に救急受診した.右下腹部に圧痛と軽度の筋性防御を認め,ポリープ切除後合併症を疑い腹部CTを施行したところ,ポリー...

第55回日本消化器病学会大会大腸-手術