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検索結果は4件です。

十二指腸に陥入しBall valve症候群をきたした胃過形成性ポリープの1例
青松 直撥(青松記念病院・外科, 大阪市立大大学院・腫瘍外科学)
【症例】65歳女性【主訴】間歇的な食後の腹痛,嘔吐【現病歴】平成24年10月中旬より食後の胃痛,嘔吐を認めるようになり,以後食事量を減らしていた.その後も食後の胃痛,胃重感,嘔気,嘔吐が改善しないため当院を受診された.【検査所見】血液検査,腹部CT検査では明らかな異常は認めなかった.上部内視鏡検査にて胃前庭部大彎に長い茎を有する約2.5cmの双頭状の山IV型ポリープを認め,幽門輪を越え,十二指腸球...

第55回日本消化器病学会大会胃-症例3

Upside down stomachを呈した食道裂孔ヘルニアの2例
香田 正晴(国立米子医療センター・消化器内科)
【症例1】69歳,女性【経過】2012年1月○日より嘔気,嘔吐を呈し吐物に血液混入を認め当科紹介入院.上部消化管内視鏡検査で,Mallory-Weiss症候群の所見と胃体部中心に残渣及び血液の貯留を認めた.上部消化管造影検査では,著明な食道裂孔ヘルニアを認め,胃前庭部が縦隔内に脱出していた.CT検査では,横隔膜ヘルニアから腹腔内構造物の縦隔内への脱出を認め,胃は下方から頭側に上行してループ形成し体...

第55回日本消化器病学会大会胃-症例3

内視鏡的に切除した胃底腺型胃癌の2例
田中 一平(順天堂大練馬病院・消化器内科)
1症例目は77歳女性.近医にて上部消化管内視鏡検査施行したところ胃体中部大弯前壁に約6mm大で退色調のIIc病変を認めた.NBI拡大観察でwhite zoneは辺縁にて拡大を認めるもほぼ消失しており,内部には血管の拡張や蛇行あり,Mesh patternやLoop patternなどの高分化型腺癌に特徴的な所見は認めなかった.生検の結果,管状腺癌を認めた.当院にて内視鏡的粘膜下層剥離術を施行し,合...

第55回日本消化器病学会大会胃-症例3

十二指腸球部内に脱出するBall Valve Syndromeを呈した早期胃癌に対してESDを施行した1症例
田中 こゆき(済生会千里病院・消化器内科)
【症例】87歳男性.【主訴】心窩部痛.【現病歴】心窩部痛のため当院救急外来を受診され,精査加療目的に緊急入院となった.上部内視鏡検査にて,胃体下部大彎前壁側に径40mm大の赤色調を呈する,可動性良好な有茎性ポリープ(山田IV型)を認めた.病変全体はやや緊満しており,表面構造も不整であった.生検にてGroupV(Well differentiated tubular adenocarcinoma)と...

第55回日本消化器病学会大会胃-症例3