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検索結果は5件です。

プロトンポンプ阻害薬の薬物動態に及ぼす食事の影響
藤原 靖弘(大阪市立大・消化器内科)
背景:プロトンポンプ阻害薬(PPI)はGERD治療の第一選択薬として広く用いられている。しかしながら、その一方でPPI治療に抵抗を示す症例が存在し、その一因としてPPIの血漿中薬物濃度が十分に得られないことが挙げられる。薬剤の服用時間に関しては欧米では食前内服が推奨されているものの、本邦では食後に内服する症例が多い。目的:PPIの薬物動態に及ぼす食事の影響について、オメプラゾールとランソプラゾール...

第53回日本消化器病学会大会胃-機能1

ラモセトロン塩酸塩内服と胃排出能の関係について:13C BreathID systemによる呼気試験を用いて
坂本 康成(横浜市立大附属病院・消化器内科)
【目的】5HT-3受容体拮抗薬であるラモセトロン塩酸塩(イリボー®:以下ラモセトロン)は下痢型過敏性腸症候群の改善薬として広く用いられている.だが,ラモセトロン前投与の胃排出能への影響について,健常人を対象とした研究は数少ない.今回我々は連続呼気採取による胃排出能評価が可能なBreath ID system(Oridion Medical社)を用いて,ラモセトロンの内服投与による胃排出能へ...

第53回日本消化器病学会大会胃-機能1

スマトリプタン内服は胃排出を遅延させる:13C BreathID systemによる呼気試験を用いて
野中 敬(横浜市立大附属病院・消化器内科)
【目的】スマトリプタンは偏頭痛改善薬として広く用いられている.スマトリプタン前投与と胃排出能との関連についてはいくつかの報告が出されており,またスマトリプタンは胃底部の受容性弛緩をもたらすことがわかっている.今回我々は連続呼気採取による胃排出能評価が可能なBreath ID system(Oridion Medical社)を用いて,スマトリプタンの内服投与による胃排出能への影響につき健常ボランティ...

第53回日本消化器病学会大会胃-機能1

グルタミン酸ナトリウムは脂肪含有液状食の胃排出を促進することなく、インスリンを早期に分泌させる
保坂 浩子(群馬大大学院・病態制御内科学)
背景:L-monosodium glutamate (MSG)は、内外分泌機能や消化管運動機能に影響を及ぼす。われわれは以前、MSGが高たんぱく液状食の胃排出を促進することを報告した(Am J Clin Nutr 2009)。しかし、このような胃排出促進作用は脂肪含有食摂取時にはダンピング症状や高血糖などの原因となる可能性がある。今回健常人において、MSGの脂肪含有液状食に対する糖代謝と胃排出に与...

第53回日本消化器病学会大会胃-機能1

Rabeprazoleの胃内pHの立ち上がりに関するクエン酸mosaprideの効果についての検討
飯田 洋(横浜市立大附属病院・消化器内科)
【目的】胃酸関連疾患において,on-demand therapyに用いる薬剤には,症状の緩和のために,より速い薬効が求められている.我々は,プロトンポンプ阻害薬(以下PPI)とH2受容体拮抗薬(以下H2RA)の単回静脈投与において,H2RAはPPIよりも胃内pHを迅速に上昇させると報告してきた.またH2RAに消化管運動改善薬であるクエン酸モサプリドを併用することで胃内pHの立ち上がりが速くなると報...

第53回日本消化器病学会大会胃-機能1