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検索結果は4件です。

胆管癌術後転移性大腸癌の2切除例
山村 喜之(JA北海道厚生連帯広厚生病院外科)
【症例1】82歳,女性.既往歴として2年前に下部胆管癌に対して膵頭十二指腸切除術を施行された.胸髄腫瘍による両下肢麻痺のため近医入院中に消化管穿孔の診断にて手術目的のため当科紹介された.S状結腸に穿孔部を認めハルトマン手術を施行した.病理組織学的診断で胆管癌の転移が疑われ,免疫染色でCK7(+),CA19-9(+),CEA(focal+),CK20(-),HMW-CK(-),CDX2(極少量+)で...

第100回日本消化器病学会総会胆道腫瘍

肝切除兼膵頭十二指腸切除(HPD)後,術後補助免疫化学療法を施行し術後9年無再発生存中の胆嚢癌の1例
谷澤 武久(東京女子医科大学消化器外科)
【緒言】胆嚢癌の予後規定因子については様々な報告があるが,組織型も有意な予後因子として報告されている.また胆嚢癌を含めた胆道癌に対する補助療法の意義は不明である.今回我々はHPD後,補助免疫化学療法を施行し長期生存を得た胆嚢乳頭腺癌の1例を経験したので報告する.【症例】50歳,男性.2004年2月,人間ドックで胆嚢癌の診断を受け加療目的に当科紹介.腹部CT検査で胆嚢体部から底部にかけて造影効果を伴...

第100回日本消化器病学会総会胆道腫瘍

総胆管切石後6年目に認めた肝外胆管癌の1例
新庄 幸子(市立藤井寺市民病院)
【症例】82歳,女性.6年前に血液検査所見で肝胆道系酵素の上昇を指摘,腹部エコー検査で胆嚢結石及び総胆管結石を認めたため,胆嚢摘出術及び総胆管切石術を施行した.術中胆道造影で胆管に腫瘤はなく,病理組織学的検査所見で摘出胆嚢に悪性像は認めなかった.術後,CA19-9が150~170 U/mLと高値であったため,外来にて定期的に腹部CT検査,血液検査を行い経過観察していたが,明らかな悪性腫瘍を疑う所見...

第100回日本消化器病学会総会胆道腫瘍

当院における十二指腸gangliocytic paragangliomaの検討
松原 浩(豊橋市民病院消化器内科)
【背景】gangliocytic paraganglioma(GP)は,悪性度を持つ比較的稀な腫瘍である.消化管における肉眼形は粘膜下腫瘍であり,消化管神経内分泌腫瘍(NET),GISTなど,その他の消化管粘膜下腫瘍との鑑別を要する.今回我々は,3例のGPを経験したので報告する.【症例1】50歳代男性.肝機能異常,胆管拡張を主訴に当科受診.上部消化管内視鏡検査(EGD)では,病変は粘膜下腫瘍の形態...

第100回日本消化器病学会総会胆道腫瘍