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沖縄県におけるバレット食道癌診療の現況―沖縄消化器内視鏡会アンケート調査から―
長濱 正吉(那覇市立病院外科)
【はじめに】バレット食道癌は通常の食道扁平上皮癌と異なりバレット粘膜に発生した癌であるが,少数例であるためその診療の現状は明らかにされていない.今回私達は沖縄消化器内視鏡会50周年記念事業の一環として沖縄県内のバレット食道癌診療の現状を調査した.【期間と対象症例】調査期間は2002年1月から2011年12月までの10年間で各参加施設から報告された23例[男性20例・女性3例(40~86歳:中央値5...

第100回日本消化器病学会総会食道癌治療

胸部食道癌に対する腹臥位胸腔鏡下食道切除術,腹腔補助下胃管作製術
松谷 毅(日本医科大学消化器外科)
【目的】当科では2005年から左側臥位胸腔鏡下食道切除を開始したが,2009年より腹臥位に変更し現在までに74例に施行した.その手技,成績を報告する.【胸腔鏡操作】手術台上を回転させて完全腹臥位とする.気管チューブをスパイラルチューブ+気管支ブロッカー,片肺換気,CO2による6 mmHgの気胸下に右肺を虚脱させて手術を施行.肩甲骨下第9肋間に胸腔鏡用,後腋窩線上第3,5,7肋間に操作用ポートを挿入...

第100回日本消化器病学会総会食道癌治療

生体吸収性ステントを用いた消化管縫合不全に対する新しい治療法の開発
合川 公康(埼玉医科大学国際医療センター消化器外科)
【背景】消化管縫合不全は,様々な吻合法,吻合デバイスが開発された現在も一定の確率で出現する合併症である.特に,食道亜全摘後の食道胃管吻合では比較的高い頻度で縫合不全が出現する.現在,消化管縫合不全の治療法は,禁飲食とドレナージを基本であるため,長期間の入院加療が必要となり,患者の生活の質や医療経済においても大きな障害となる.また,縫合不全の治癒後には,しばしば狭窄が出現する.縫合不全部を早期に狭窄...

第100回日本消化器病学会総会食道癌治療

当科における食道癌術後胃管癌および本邦報告症例の臨床病理学的検討
萩原 信敏(日本医科大学外科)
【目的】診断・治療の進歩による食道癌術後長期生存例の増加に伴い,再建胃管癌症例も増えている.当科で食道癌術後に発生した胃管癌症例と過去の報告症例との比較,年代別の変化を検討することで,胃管癌の臨床病理学的特長を明らかにする.【方法】当科で食道癌切除,胃管再建術を施行した386例(男性310例,女性76例)のうち異時性に胃管癌を発症した症例9例を対象とした.また,本邦で報告された症例を集計して胃管癌...

第100回日本消化器病学会総会食道癌治療