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検索結果は4件です。

肝細胞癌診断におけるNX-PVKA-Rの有用性と位置付け
玉野 正也(獨協医科大学越谷病院消化器内科)
【目的】PIVKA-IIは肝細胞癌(HCC)に対する特異性が高いが,Vitamin K欠乏状態から偽陽性を呈する.従来,HCCの診断にはGla基の少ないPIVKA-IIとの反応性が高いモノクローナル抗体(MU-3抗体)が用いられているが,一方でGla基の多いPIVKA-IIと反応性が高いモノクローナル抗体(P-11抗体,P-16抗体)が開発され,これらを用いて測定したPIVKA-II(NX-PVK...

第99回日本消化器病学会総会肝癌7

進行肝細胞癌に対する動注化学療法の早期効果判定
大山 賢治(鳥取大学医学部附属病院がんセンター)
【目的】進行肝細胞癌に対する動注化学療法の効果を早期に予測する方法はこれまで確立されていない.今回,4剤(CDDP,5-FU,MMC,Epirubicin)のone shot動注後早期における腫瘍マーカー(AFP,PIVKA-II)の変化により,治療効果の予測ができるか検討した.
【方法】当院で2004年から2011年に肝切除術,TAE,局所療法の対象とならなかった高度進行肝細胞癌のうち,4...

第99回日本消化器病学会総会肝癌7

進行肝細胞癌に対するソラフェニブ投与後早期の発熱と画像上の阻血性変化との関係
葛谷 貞二(名古屋大学消化器内科)
【目的】進行肝細胞癌(HCC)に対するソラフェニブ投与後には,手足症候群をはじめ様々な有害事象が生じ,ソラフェニブの減量・休薬・中止を余儀なくされる場合がある.今回,われわれはソラフェニブ投与後早期にみられる発熱に着目し,発熱した症例の頻度,背景因子,有害事象および画像上の阻血性変化との関係について検討した.【方法】ソラフェニブを導入した73例のうち,治療開始直前,2週間後,6週間後に造影CTを撮...

第99回日本消化器病学会総会肝癌7

肝癌診療における新たな分子マーカー
安井 豊(武蔵野赤十字病院消化器科)
【目的】今回我々は肝癌診療における新規分子マーカーとして,進行肝癌ソラフェニブ治療後のplasma vascular endothelial growth factor(VEGF)および,肝癌局所治療後の非癌部背景肝組織肝細胞表面マーカーであるOrganic anion transporter(OAT)2を検討した.【方法】検討1.当院にて2009年以降ソラフェニブ治療を施行した108例の臨床経過...

第99回日本消化器病学会総会肝癌7