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検索結果は4件です。

IPMN切除例における浸潤・リンパ節転移予測因子の検討
新関 亮(神戸大学肝胆膵外科)
【背景・目的】膵管内乳頭粘液性腫瘍(IPMN)は幅広い組織型を示すが,正確な術前診断と適切な手術によって良好な予後が期待できる.微小浸潤癌までの症例ではリンパ節転移は極めて少ないと報告されており,国際診療ガイドラインにも縮小手術の可能性が示唆されているが,その適応は明らかでない.縮小手術の可否を握る浸潤,リンパ節転移の予測因子をIPMN切除例の術前診断,病理診断から検討した.【対象・方法】対象は当...

第99回日本消化器病学会総会膵腫瘍1

75歳以上の高齢者における膵IPMNの手術適応の検討
奥村 徳夫(名古屋大学消化器外科学)
【背景・目的】IPMNは膵癌に比べ予後良好な疾患であり,手術により根治が期待できる反面,その緩徐な発育形態のため経過観察も可能な疾患である.膵切除術は他の消化管手術に比べ侵襲が大きく,時に致命的な合併症も起こりうるため,高齢者に対しては手術適応を苦慮することが多い.今回われわれは75歳以上の高齢者に対して行われたIPMN手術症例を検討した.【対象】当教室で1995年~2011年に行われたIPMN手...

第99回日本消化器病学会総会膵腫瘍1

膵管内乳頭粘液性腫瘍に合併した膵癌の検討
高畠 央(公立松任石川中央病院消化器内科)
【背景】膵管内乳頭粘液性腫瘍(IPMNs)は比較的予後良好な腫瘍とされる.しかしIPMNsはそれ自体が癌化する(IPMC)ことがある一方で通常型膵癌(IDCs)の高リスク群でもある.また主膵管型IPMN(MD-IPMN)はその悪性度から手術適応とされるのに対して,分枝型IPMN(BD-IPMN)は2006年ガイドラインにおいて診療アルゴリズムが提唱されており,多くの症例で経過観察がなされている.今...

第99回日本消化器病学会総会膵腫瘍1

膵管内乳頭粘液性腫瘍(IPMN)の良悪性診断におけるFDG-PET/CTの有用性の検討
畠 達夫(東北大学病院肝胆膵外科)
【目的】膵管内乳頭粘液性腫瘍(IPMN)は腺腫から浸潤癌まで幅広い組織異型を示すのが特徴であり,ガイドラインの治療指針に準じても術前の良悪性の鑑別診断が困難な例が多い.当科ではIPMN切除例に対しては他臓器癌合併の検索も兼ねてほぼ全例に術前FDG-PET/CTを施行している.IPMNの良悪性の鑑別診断におけるFDG-PET有用性について検討する.【対象と方法】2006年5月から2012年7月までの...

第99回日本消化器病学会総会膵腫瘍1