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L-カルニチンのC型肝炎ウイルス増殖抑制効果に関する研究
佃 曜子(北海道大学消化器内科学講座)
【背景・目的】C型肝炎ウイルス(HCV)のライフサイクルと肝細胞内脂肪酸代謝は深く関与し,肝脂肪化はウイルス粒子形成との関連が報告されている.その為,肝脂肪化抑制は治療のターゲットとなる事が予想される.そこで我々はβ酸化に強く関与すると報告されているL-carnitine(カルニチン)のHCV増殖抑制効果,HCV感染により惹起される酸化ストレスに対する抑制効果について検討した.【方法】HCVレプリ...

第100回日本消化器病学会総会C型肝炎2

C型慢性肝炎患者におけるPNPLA3遺伝子の肝線維化,発癌に対する影響―ARFIによる検討―
中岡 和徳(藤田保健衛生大学肝胆膵内科)
【目的】PNPLA3遺伝子はNASH患者の肝線維化に強い影響がある.C型慢性肝炎患者においてPNPLA3遺伝子の肝線維化,肝癌発症に対する影響を検討した.【方法】2010年5月~2012年10月に当院を受診したC型慢性肝炎患者を対象とした.IFN治療歴患者の内SVR例,relapser例はNVR例や未治療例と比べ肝線維化が改善し,発癌率も低いため除外し,対象はNVR例と未治療例の231例とした.肝...

第100回日本消化器病学会総会C型肝炎2

HCV特異的免疫応答と制御性T細胞動態の視点から考える肝移植後C型肝炎再発に対する治療戦略
津崎 龍一郎(岡山大学消化器・肝臓内科学)
【目的】肝移植後HCV再発に対する治療戦略について,移植後HCV再発症例の臨床経過とHCV抗原特異的T細胞免疫応答,制御性T細胞(Treg・Tr1)動態,IL28B一塩基多型の観点から検討した.【方法】1996年10月から2012年1月まで当院でHCV関連生体肝移植を施行し,IL28B遺伝子多型を測定し得たレシピエント57症例(男/女36/21),(うち HCV 特異的IFNγ-Enzyme-li...

第100回日本消化器病学会総会C型肝炎2

Ribavirinの制御性T細胞活性調節作用とC型慢性肝炎治療における意義
中塚 雄久(日本医科大学武蔵小杉病院消化器内科)
我々はRibavirin(RBV)がヒト制御性T細胞(Treg)のT-helper細胞(Th)に対する抑制活性を阻害し,Th1/2細胞バランスをTh1優位に導くことを見出し報告してきた.今回はRBVのTregに対する作用について更なる詳細を検討した結果を報告する.【方法】健常者末梢血単核球よりMagnetbeadsおよびFACSortを用いて分離したCD4+CD25-T細胞(Th)に対するCD4+...

第100回日本消化器病学会総会C型肝炎2