セッション

検索結果は5件です。

信号伝達系関連分子異常からみた膵管内乳頭粘液性腫瘍と浸潤癌との関連
久保木 友子(東京女子医大・消化器内科)
膵管内乳頭粘液性腫瘍(IPMN)は膵管癌の前駆病変と見なされている。我々はIPMNにおいて信号伝達系関連分子異常を解析し,IPMNの特徴的バリエーションと浸潤癌との関連について検討した。【対象・方法】IPMN 119例において、KRASEGFRBRAFPIK3CA変異及びEGFR、p-EGFR、MAPK、p-MAPK、AKT、p-AKT...

第53回日本消化器病学会大会膵臓-IPMN2

当院での膵管内乳頭腫瘍(IPMN)切除例の検討
高山 玲子(三重大附属病院・消化器・肝臓内科)
【目的】当院では、概ねIPMN国際診療ガイドラインに沿って手術適応を決定している。今回IPMN切除例をretrospectiveに検討し、当院での治療方針の妥当性について再考した。【対象と方法】2006年4月より2011年3月までの期間、当院で診断し外科的切除を施行した46例を対象とした。EUS、ERCP・IDUSといった術前の画像所見より、(1)嚢胞径≧30mm、(2)主膵管径≧10mm、 (3...

第53回日本消化器病学会大会膵臓-IPMN2

分枝型膵管内乳頭粘液性腫瘍における他臓器癌および通常型膵癌合併例の検討
中原 一有(聖マリアンナ医大・消化器・肝臓内科)
【背景】近年、膵管内乳頭粘液性腫瘍 (IPMN) は、しばしば他臓器癌や通常型膵癌を合併し原疾患以上に予後を左右すると言われている。【目的】 分枝型IPMNにおける他臓器癌および通常型膵癌の合併頻度とその臨床的特徴を明らかにする。【方法】対象は、当科にてEUS、ERCP、MRCPのいずれかで診断した分枝型IPMN116例 (切除例17、経過観察例99) で、男女比55:61、平均年齢71.1歳、平...

第53回日本消化器病学会大会膵臓-IPMN2

分枝型IPMNの経過観察を契機とした膵癌の早期診断体系
石井 重人(順天堂大・消化器内科)
【目的】自験分枝型IPMN経過観察例における膵癌の早期診断について検討した。【方法】過去10年間に経験した分枝型IPMNのうち、明らかな腫瘤を認めず、無症状かつ主膵管径が10mm以下で、膵管内に5mm以上の乳頭状隆起を認めず、1年以上経過観察を行った106例を対象に、経過観察中に発生した膵癌の合併頻度を検討した。平均観察期間は33ヶ月(12ヶ月~114ヶ月)であった。経過観察の方法は、3カ月に1度...

第53回日本消化器病学会大会膵臓-IPMN2

IPMNの良悪性鑑別におけるFDG‐PETの有用性についての検討
齊藤 将喜(千葉大大学院・腫瘍内科学)
【目的】IPMNの良悪性鑑別は、実臨床の場においてしばしば難渋することが多い。今回我々はIPMNの悪性度評価におけるFDG-PETの診断能について検討した。【方法】2004年から2010年にかけて当院でIPMNにて外科切除された症例のうち、術前にFDG-PETを施行された18例(男性14例、女性4例、平均年齢69歳)を対象とした。術式はPDが9例、DPが9例であり、全例、切除後に病理組織学的に確定...

第53回日本消化器病学会大会膵臓-IPMN2