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O-150 糖鎖抗原陰性膵癌の臨床病理学的特徴
 
【背景】CA19-9などの糖鎖抗原は接着因子として機能することから悪性腫蕩の血行性転移との関連が示唆されている.特に膵癌では高頻度に陽性を示すが一部に陰性例が存在するt【目的】糖鎖抗原陰性の膵癌の臨床病理学的特徴を明らかにする.【対象】2001年から2011年に当科で切除された通常型膵癌251例のうち.術前にCA19-9DU-PAN-IIなどの理想抗原が基準値以内であった(陰性群)46例(18%)...

第98回日本消化器病学会総会臨床2

O-151 当院でのTS1膵癌手術症例の検討
 
[目的]膵癌は予後不良な疾患であり治療成績向上と予後の改善のためには早期発見が重要である.当院にて切除治療し得たTS1膵癌症例を検討し膵癌早期診断に重要な因子を解析する.[対象]2006年1月~2011年8月までに当院で手術を施行し膵癌と診断された135例の内TS1膵癌29例(21%)(男性13例女性16例平均年齢71歳)を対象とした.〔方法]疾患背景(占拠部位大きさ進行度MST)、リスク因子の有...

第98回日本消化器病学会総会臨床2

O-152 進行再発膵癌に対するgemcitabine+S-1併用療法の投与法に対する検討
鈴木修司(八王子消化器病院)
【目的】進行再発膵癌の標準治療はこれまでgemcitabine(GEM)であったがS-1とのcombinぬon療法はその効果的な使用法が必要となっている.投与法による問題点を検討した.【方法】対象はGEM+S-1療法(TS180 mg/m2を2週間服薬daylとday8にGEMIOOOm9/m2を投与)を施行した群35例で外法で施行した群20例(A群)1週1休の隔週投与15例(B群)に分け検:討し...

第98回日本消化器病学会総会臨床2

O-153 切除不能進行膵癌に対する当科の治療成績
 
【目的1膵癌の長期生存への必要条件は根治切除であるが膵癌の多くは診断時に既に切除の適応外になっていることが多い切除不能進行膵癌に対しては全身化学療法を行うのが一般的であるが塩酸ゲムシタビン(以下Gem)やS-1の登場により治療成績の向上が報告されつつある.ここでは自験例をもとに切除不能進行膵癌悪者に対する全身化学療法を一般市中病院でどのよケに実施すべきかについて検討する.【対象・方法】Gemが膵癌...

第98回日本消化器病学会総会臨床2

O-154 早期膵癌の定義提唱
江川新一(東北大学肝胆膵外科)
【背景と目的】浸潤性膵管癌という定義はすでに進行したものを意味しており早期膵癌の定義はない.日本膵臓学会の膵癌登録データから長期予後が期待できる早期の膵癌の定義を提案する.【方法1通常型膵癌膵管内腫瘍(INs>嚢胞性腫瘍(CNs)の切除12725例を対象とし.生存率と臨床病理学的因子の関係をKaplan-Meler法にて求めた腫瘍径で3-10mm(TSla)11-20mm(TSI b)に細分化しt...

第98回日本消化器病学会総会臨床2