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検索結果は5件です。

進行肝癌、進行膵癌に対するミサトール投与の試み
高木 均(国立高崎総合医療センター・消化器内科)
【目的】ミサトールは青梅果汁の加熱濃縮液を主原料とする栄養補助食品であり、in vitro, in vivoにおける抗腫瘍効果が報告されてきた。今回我々は、本剤を用いて、難治性の肝癌、膵癌に対する効果を検証することとした。【対象】PS2まで、かつ年齢85歳以下の原発性肝癌と膵癌。原発性肝癌は局所治療不能例でソラフェニブ無効例ないしは不耐例。膵癌は手術不能で、総ビリルビン5mg/dl以下、化学療法の...

第54回日本消化器病学会大会その他5

消化器疾患により貯留した腹水中のヒアルロン酸濃度の検討
光井 洋(東京逓信病院・消化器科)
【はじめに】ヒアルロン酸(HA)は、二種類の糖が繰り返し連結するグリコサミノグリカンの一種であり、関節などの細胞外マトリックスに広く分布する。臨床上では、肝硬変(LC)患者での血中濃度や、悪性中皮腫患者での胸水中の濃度が上昇することが知られている。しかし、腹水中のHA濃度を測定した報告は少ない。【目的】肝硬変を含む腹水貯留性諸疾患において、腹水中のHA濃度を測定し、比較検討する。【方法】2009年...

第54回日本消化器病学会大会その他5

当院における難治性腹水に対する腹水濾過濃縮再静注法(CART)の現状
長谷川 浩司(国立三重中央医療センター・消化器科)
腹水濾過濃縮再静注法(以下CART)は穿刺排液腹水中の不純物を除去し蛋白成分を濃縮し再静注する治療法で、難治性腹水に対して有効な治療法である。自己蛋白の再利用が可能で血液製剤の節約できるメリットがある。今回当院におけるCARTの現状をretrospectiveに検討したので報告する。【対象】2010年3月から2011年11月までに当院にてCARTを導入した41例(男性22例平均年齢68.7±2.4...

第54回日本消化器病学会大会その他5

当院における進行消化器癌に伴う難治性腹水に対する腹水濾過濃縮再静注法(CART)の検討
高野 眞寿(札幌北楡病院・消化器内科)
【目的】進行消化器癌に伴う難治性腹水は治療に難渋することが多く、腹部膨満感や食欲低下により加療の継続を困難にしQOLを低下させる。難治性腹水に対する治療としては腹水ドレナージやPV shuntがあるが、腹水ドレナージには血漿蛋白質低下や浮腫、PV shunt にはshunt閉塞が多く合併症が高率でDICなどの致死的なものもみられることが問題点である。腹水濾過濃縮再静注法(CART)は腹水の除去によ...

第54回日本消化器病学会大会その他5

難治性癌性腹水に対する腹水全量ドレナージ、新方式腹水濾過濃縮再静注法(KM-CART)の有効性・安全性の検討
土井 顕(倉敷中央病院・消化器内科)
【目的】癌緩和医療において、癌性難治性腹水の治療は非常に困難であり、症状緩和を得ることも難しく、また保存的加療ではコントロールできない場合が多い。今回癌性腹水の治療としては比較的新しい治療である腹水全量ドレナージ、新方式腹水濾過濃縮再静注法(KM-CART)を当院で導入したため、その概要を報告し、有効性・安全性につき検討する。
【方法】2011年10月より2012年2月までに当院で行った、難...

第54回日本消化器病学会大会その他5