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検索結果は5件です。

難治性腹水に対する腹水濾過濃縮再静注法(CART)の当院における現状
神野 秀基(三豊総合病院消化器内科)
【目的】非代償性肝硬変による難治性腹水は腹部膨満感のため患者のQOLを著しく低下させる.一方で穿刺排液を繰り返すだけでは腹水中の蛋白の喪失による栄養状態の悪化が懸念されるが,アルブミン補充を無尽蔵に繰り返すことは保険診療においては困難である.今回我々は当院における肝硬変による難治性腹水に対する腹水濾過濃縮再静注法(CART)の現状について検討した.【方法】2011年1月以降にCARTを行った難治性...

第99回日本消化器病学会総会肝硬変2

非代償性肝硬変に伴う難治性腹水に対するバソプレシンV2受容体拮抗剤tolvaptanの臨床効果の検討
小橋 春彦(岡山赤十字病院肝臓内科)
【目的】非代償性肝硬変により難治性腹水を呈する症例に対するバソプレシンV2受容体拮抗薬tolvaptanの有効性と安全性について検討する.
【方法】対象は非代償性肝硬変の3例(Child-Pughスコア9~13,グレードC2例,B1例).男1例女2例,平均年令81才,肝硬変の原因はアルコール1例,HCV2例.3例とも中等度の慢性腎不全を合併していた.いずれも利尿剤,アルブミン製剤,腹水穿刺排...

第99回日本消化器病学会総会肝硬変2

非代償性肝硬変患者における特発性細菌性腹膜炎~プロトンポンプ阻害薬は危険因子となるか?~
三浦 幸太郎(帝京大学医学部附属病院内科)
【概要】特発性細菌性腹膜炎(SBP)は非代償性肝硬変患者にみられる合併症である.近年,プロトンポンプ阻害薬(PPI)使用がSBPのリスクを上昇させるという報告がみられる.今回われわれは当院の症例を対象とし,PPI使用がSBPのリスクとなるかについてレトロスペクティブに検討した.【方法】2009年4月以降当院に入院した症例中,血液・画像診断により肝硬変と診断され,かつ腹水を認め診断的腹水穿刺を施行し...

第99回日本消化器病学会総会肝硬変2

肝硬変患者における腸管C.perfringens感染症
福島 寿一(兵庫県立西宮病院内科)
【目的】Clostridium perfringens(以下C.perfringens)はグラム陽性嫌気性桿菌で毒素を産生しガス壊疽を起こす.当院ではこれまで肝硬変症にC.perfringens感染を合併し著明な高NH3血症をきたした4症例を経験した.肝硬変症におけるC.perfringensの腸管保菌状況も併せて報告す...

第99回日本消化器病学会総会肝硬変2

低アルブミン血症と動脈硬化性疾患の関連性についての検討
田中 光(弘前市立病院内科)
【目的】高齢者の低アルブミン血症(血清アルブミン3.8g/dl未満)は,感染症や術後合併症の増加,生存率の低下など,予後やQOLに大きな影響を及ぼす.これまでわれわれは,高齢者の低アルブミン血症の原因,合併症,治療法などに関して報告してきた.一方,近年海外では低アルブミン血症が虚血性心疾患の危険因子になるとの報告がある.虚血性心疾患や脳梗塞などの動脈硬化性疾患は,高齢者の予後やQOLに大きく関与す...

第99回日本消化器病学会総会肝硬変2