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検索結果は5件です。

NASHにおけるBallooned hepatocyte発生機序に関わる基礎的検討;Caspase9の役割
柿坂 啓介(岩手医科大学消化器肝臓内科)
目的・方法:非アルコール性脂肪肝のうち肝臓に炎症を伴う非アルコール性脂肪肝炎(Non-Alcoholic Steatohepatitis,NASH)は慢性肝炎,肝硬変に進行する.そのため,NASHの機序解明は治療法を検討するうえで急務である.NASHにみられるBallooned hepatocyte(BH)の存在は病態の進行度を評価する重要な指標の一つである.しかしBHの形成機序やBH以外の肝細胞...

第99回日本消化器病学会総会肝 基礎

NAFLDの成立・進展における核内レセプターの役割とその制御による新規治療戦略の提案
児玉 尚伸(広島大学病院総合内科・総合診療科)
【背景】核内受容体LXR,FXRは肝内脂質代謝,胆汁酸代謝に密接に関わり,コレステロールからの胆汁酸合成や胆汁中排泄を制御するが,NASH発症における核内受容体の詳細な役割は不明である.一方,教室では高血圧に基づく肝脂肪化促進と炎症発現機序(J.Hepatol 2009, BBRC 2006),高血圧を基盤とするNAFLDモデル作成(Hepatol Res2011)を報告し,NASH発症・進展にお...

第99回日本消化器病学会総会肝 基礎

選択的plasminogen activator inhibitor-1(PAI-1)阻害剤による肝線維化抑制効果
野口 隆一(奈良県立医科大学第三内科)
【目的】線溶系阻害因子plasminogen activator inhibitor-1(PAI-1)は体内で線溶系以外のさまざまな生理反応にかかわり,炎症などにおいて急激な発現上昇を来たすことが知られている.我々はこれまでに,PAI-1が肝線維化進展に重要な役割を果たしていることを報告してきたが,今回は,選択的PAI-1阻害薬(PAI-1-I)の肝線維化抑制効果について作用機序を含めて検討した....

第99回日本消化器病学会総会肝 基礎

2型糖尿病合併NAFLDモデルマウスに対するピオグリタゾンとアログリプチンの治療効果に関する検討
飛田 博史(島根大学肝臓内科)
【目的】肥満人口の増加と共に,2型糖尿病を合併した非アルコール性脂肪性肝疾患(NAFLD)患者の増加が予測される.2型糖尿病合併NAFLDに対する糖尿病治療薬,ピオグリタゾン(インスリン抵抗性改善薬)とアログリプチン(DPP-4阻害剤)の治療効果を,コリン欠乏食負荷KK-Ayマウスを用いて検討した.【方法】KK-Ayマウス(12週齢・雄)を通常食群(NC群),コリン欠乏食群(CD群),0.02%ピ...

第99回日本消化器病学会総会肝 基礎

Genotype別の病態及びGenotype B,CにおけるALT/血小板数/HBV-DNA量の経時的変化
山本 健太(大垣市民病院消化器内科)
【目的】本邦では都市部を除きGenotype Cの割合が高く,同一時期の感染が多い.Genotype CはBより肝硬変に進行しやすいといわれているが詳細に検討した報告は少ない.当院でのGenotype毎の病態の特徴を比較し,Genotype B,Cの肝炎・肝硬変の経時的な変化を検査時の年齢を元に比較した.
【方法】1991年12月から2012年6月の期間(平均観察期間8.3(0.1-20.4...

第99回日本消化器病学会総会肝 基礎