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検索結果は5件です。

肝細胞癌に対するソラフェニブ治療の検討―modified RECISTによる評価はRECISTよりも生存期間を反映する―
高田 樹一(北里大学医学部消化器内科学)
【背景】一般的に化学療法の効果判定はRECISTで行われるものの,肝細胞癌(HCC)のカテーテル治療や局所治療に対してはmodified(m)-RECISTが病勢を反映するとされ,ソラフェニブの効果判定も最近m-RECISTの方が優れていると報告され始めた.【方法】当院で2012年6月までにHCCに対してソラフェニブを投与された72例を対象にResponse rate,Disease contro...

第99回日本消化器病学会総会肝癌1

当院における肝細胞癌に対するソラフェニブ投与の成績
小池 奈央(三豊総合病院内科)
【背景】腫瘍細胞増殖と血管新生に関わるRaf,VEGFR,PDGFRなどの複数のキナーゼを阻害するソラフェニブは,局所治療不能の肝細胞癌に対する標準的治療薬であるが,Child-Pugh分類Aに対する投与が適正とされている.【対象と方法】当院においてソラフェニブを投与された肝細胞癌患者29例(男性24例,女性5例,開始時平均年齢75.4歳,Child-Pugh分類A:18例,B:11例,Stage...

第99回日本消化器病学会総会肝癌1

当院における高齢者Sorafenib使用例の検討
關 杏奈(岡山済生会総合病院内科)
【目的】近年,切除不能進行肝細胞癌(HCC)に対するSorafenibの有用性は証明されつつあるが,高齢者に対する使用経験の報告は少ない.今回我々は当院における高齢者Sorafenib使用例について,その安全性と有用性を検討した.【対象と方法】2009年8月から2012年7月,当院にてSorafenibを使用した37例を対象とした.75歳以上を高齢者群とし,75歳未満を若年者群とした.6ヶ月以上使...

第99回日本消化器病学会総会肝癌1

肝細胞癌に対するsorafenib血中濃度測定の有用性
塩谷 淳(滋賀医科大学消化器内科)
はじめに:切除不能肝細胞癌に対し,ソラフェニブは800mgが開始量として設定されている.しかし,ソラフェニブは肝代謝型の薬物であり,肝機能障害,肝硬変を有し併用薬も多いと考えられる肝細胞癌患者において,全例に初回800mg投与が妥当かどうかについては議論の余地があると思われる.今回我々は,ソラフェニブ初回投与400mgによる治療を行った肝細胞癌の患者7例において血中濃度を測定し,治療効果,副作用を...

第99回日本消化器病学会総会肝癌1

進行肝細胞癌の治療法選択~肝動注化学療法をどのように位置づけるか?~
平峯 靖也(鹿児島厚生連病院内科)
【目的】現在,進行肝細胞癌に対する世界的な標準治療として推奨されているのはソラフェニブのみである.しかし,日本では肝動注化学療法が発展してきた経緯があり,約30~40%の奏効率があるとされている.今回,進行肝細胞癌に対する肝動注化学療法の治療効果を後向きに解析し,動注療法の位置づけや進行肝癌の治療法選択について検討した.【対象&方法】2007年1月から2012年8月までに,肝予備能がChild-A...

第99回日本消化器病学会総会肝癌1