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検索結果は5件です。

肝硬変に合併した門脈血栓症に対する治療反応性の予測因子の検討
太田 雄(旭川医科大学内科学講座病態代謝内科学分野)
【目的】肝硬変症に合併した門脈血栓症に対し抗凝固療法や血栓溶解療法が用いられてきたが,血栓溶解に難渋する症例や自然退縮する症例など様々である.日常臨床で用いられる血液検査の結果と門脈血栓症の治療反応性との関連をretrospectiveに検討した.【方法】2003年8月から2012年6月までの期間に肝硬変に合併した門脈血栓症18例を対象とし,門脈血栓出現時の血液検査,治療経過について解析した.【結...

第99回日本消化器病学会総会肝硬変

シャント脳症を併発した肝硬変症例に対するB-RTOの有用性
渡邊 一弘(埼玉医科大学)
【目的】バルーン下逆行性経静脈的塞栓術(B-RTO)は胃穹窿部静脈瘤の標準的治療法であるが,門脈大循環シャントに起因する肝性脳症に対しても有効の場合がある.そこで,シャント脳症に対してB-RTOを施行した症例の臨床経過を解析し,その有用性を検討した.【方法】対象は2005年1月から2012年9月までに,内科的治療に抵抗性のシャント脳症に対してB-RTOを実施した16例(男:女=10:6)で,平均年...

第99回日本消化器病学会総会肝硬変

肝硬変における栄養評価と性差についての検討
華井 竜徳(岐阜大学第一内科)
【目的】肝硬変患者において蛋白・エネルギー低栄養(PEM)は高頻度に出現し,患者のQOLおよび予後に影響を及ぼす.蛋白低栄養の評価には血清アルブミン,エネルギー低栄養の評価には間接熱量計で計測した非蛋白呼吸商(npRQ)がガイドラインにて推奨されている.また栄養評価に身体計測として上腕周囲長(AC),上腕三頭筋皮下脂肪厚(TSF),上腕筋囲(AMC),下腿周囲長(CC),握力等が使用されている.肝...

第99回日本消化器病学会総会肝硬変

肝硬変に対する分岐アミノ酸製剤投与の有用性の検証
野ツ俣 和夫(福井県済生会病院内科)
【緒言】肝硬変に対するBCAA製剤投与の有用性は,前向き試験であるLotus試験やLIV-EN試験で明らかにされているが,実際治療中の肝硬変症例におけるBCAA製剤の影響を,当院の症例から後ろ向きに検証した.【対象と方法】2001年より当院にてイベントのない肝硬変と診断され治療を受けた523例を対象とし,BCAA無投与群297例(男164例,女133例,年齢65.8±11.2歳)とBCAA投与群2...

第99回日本消化器病学会総会肝硬変

肝硬変患者におけるカルニチン投与による自覚症状の改善の検討―透析患者を含め―
堀田 直樹(増子記念病院肝臓内科)
はじめに:近年,L-カルニチンが肝硬変患者において,血中アンモニア値および認知機能の改善に有用であると報告がある.また,L-カルニチンが透析患者の筋肉症状に有用との報告がある.本邦においてもL-カルニチン製剤が使用可能となったため,透析施行例を含む肝硬変患者のカルニチン濃度を測定し,有症状患者の改善の有無を検討した.方法:当院通院中の肝硬変患者27人(Child-pugh分類A/B/C=14/9/...

第99回日本消化器病学会総会肝硬変