セッション

検索結果は5件です。

当院におけるPEGの現状と予後因子や栄養状態の検討
八杉 晶子(独立行政法人国立病院機構浜田医療センター)
【目的】経皮内視鏡的胃瘻造設術(PEG)は経口摂取困難の症例に対して広く行われている.しかし患者は全身状態不良のことが多く,造設後短期間での死亡を経験することもしばしばある.今回我々は胃瘻造設後の予後に関する因子を解析し問題点や改善点を検討した.【方法】2011年1月から2012年3月までにPEGを施行した129例(男性66例,女性63例,平均年齢83.0±8.9歳)を対象とし,早期死亡や退院転機...

第99回日本消化器病学会総会胃・十二指腸 他

DPCデータからみた胃瘻・腸瘻造設術の疫学
酒匂 赤人(国立国際医療研究センター国府台病院総合内科)
【目的】経皮内視鏡的胃瘻造設術を中心とする胃瘻・腸瘻造設術は幅広く行われており,近年高齢者への人工栄養の是非について社会での関心が高まっているが,その実態に関する全国規模のデータは不十分である.厚生労働科学研究DPCデータ調査研究班データベースを用いて本邦での胃瘻・腸瘻造設術に関する患者背景,実施状況,転帰を明らかにする.【方法】2007年から2010年の各年7月31日から12月31日にDPC病院...

第99回日本消化器病学会総会胃・十二指腸 他

魚介類摂取後に発症した蕁麻疹患者のアニサキスとの関連性についての検討
乗田 一明(気仙沼市立病院消化器科・内科)
【背景】当院が位置する三陸沿岸は日本有数の漁場として知られ,魚介類の生食が盛んである事から,腹痛の原因としてアニサキス症の頻度が比較的高い.腹痛の発症機序としてはI型アレルギーの関与が報告されており,蕁麻疹の合併例も多数報告されている.【目的】検索し得た限りにおいて蕁麻疹とアニサキス症の関連についての検討はほとんどない.今回,我々は当院にて魚介類摂取後に蕁麻疹を発症した患者に対し上部消化管内視鏡検...

第99回日本消化器病学会総会胃・十二指腸 他

好酸球性食道炎および好酸球性胃腸炎患者における特異的IgE抗体測定の意義
石村 典久(島根大学医学部第二内科)
【目的】好酸球性食道炎(EoE)及び好酸球性胃腸炎(EGE)の病態には食事や吸入抗原に対するアレルギーが関与し,特にEoEでは6種(牛乳,小麦,大豆,卵,ナッツ,魚介類)除去食による治療が有効なことが示されている.一方,EGEにおけるアレルゲンの関与は十分検討されていない.今回,本邦におけるEoE及びEGEの病態に特定のアレルゲンが関与しているか否かを明らかにする目的で以下の検討を行った.
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第99回日本消化器病学会総会胃・十二指腸 他

クローン病に特異的な上部消化管病変の解析
坂谷 慧(旭川医科大学内科学講座消化器・血液腫瘍制御内科学分野)
【目的】クローン病(CD)は全消化管に病変を認める原因不明の慢性炎症性腸疾患であり,上部消化管にも多彩な病変を認める.我々はこれまで胃に竹の節状外観が高頻度に認められることを報告してきた.CDに特徴的な胃・十二指腸病変は厚生労働省研究班の診断基準に取り上げられているが,各所見がCDに特異的であるか否かについては明らかにされていない.本研究では,CDの上部消化管病変を解析し,特異的な所見を明らかにす...

第99回日本消化器病学会総会胃・十二指腸 他