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検索結果は5件です。

急性胆管炎における細菌培養検査の検討
中井 喜貴(京都桂病院消化器センター消化器内科)
<背景>急性胆管炎における細菌学的診断は,起炎菌の特定だけでなく,治療方針の決定に重要な役割を果たし,急性胆管炎・急性胆嚢炎診療ガイドラインでも血液・胆汁培養検査の実施を推奨している.<目的>急性胆管炎における起炎菌の特徴と重症度別の特徴を検討し,培養検査の重要性を評価する.<対象>2011年1月~2012年8月までに当センターで経験した急性胆管炎のうち,胆汁と血液の細菌培養検査を両方実施した76...

第99回日本消化器病学会総会胆道 感染症

当科における急性胆管炎に対する初期治療の検討
増田 大介(大阪医科大学第二内科)
【目的】高齢者の急性胆管炎の現状とその治療方針について検討を行う.【方法】2000年以降当科で経験した急性胆管炎のうち内視鏡初期治療を試みた170例のうち,75歳以上の後期高齢者72例(81.3±0.6歳,男女比45:27)を対象とした.急性胆管炎の原因は胆管結石131例,胆道閉塞39例(悪性33例,良性6例)であり,75歳未満の非高齢者98例(平均年齢62.4±1.1,男女比73:25)と比較検...

第99回日本消化器病学会総会胆道 感染症

急性胆管炎重症度判定と胆道ドレナージ予後予測におけるプロカルシトニン測定の有用性
濱野 耕靖(青梅市立総合病院消化器内科)
【目的】国内急性胆管炎ガイドライン(GL)では重症度判定中等症以上では速やかな胆道ドレナージが推奨されている.近年感染症のマーカーおよび敗血症重症度の指標としてプロカルシトニン(PCT)が注目されており(Lancet 1993),PCT測定が胆管炎の重症度判定と胆道ドレナージの有効性予測に有用か検討する.
【方法】急性胆管炎で入院となった症例のうち中等症以上と診断された141例を対象とした....

第99回日本消化器病学会総会胆道 感染症

高齢者での胆道感染に起因する播種性血管内凝固症候群(DIC)に対するトロンボモデュリンアルファ(rTM)の使用成績
古賀 英彬(大阪府済生会中津病院消化器内科)
【目的】胆道感染に起因するDICは高齢者では致命的であり重篤な疾患である.しかしrTMのDICへの有効性が示唆される報告が散見され,高齢者での治療効果が期待される.今回,高齢者での胆道感染に起因するDICに対するrTMの治療効果を検討する.【対象】2010年6月から2012年7月までの間に,当院でrTMを投与し加療した胆道感染に起因するDIC症例26例(平均年齢79.5歳)のうち,80歳以上を高齢...

第99回日本消化器病学会総会胆道 感染症

高齢者の再発性胆嚢炎に対する内視鏡的経乳頭的胆嚢内ステント留置術の有用性
鎌田 英紀(香川大学消化器・神経内科)
【目的】急性胆嚢炎の治療の基本は早期の胆嚢摘出であるが,高齢者では基礎疾患や耐術能の問題のため,内科的な治療が選択されることも多い.さらには,高齢者において急性胆嚢炎を再発する症例もしばしば経験する.我々は,後期高齢者の再発性胆嚢炎に対して,再発予防を目的とした内視鏡的経乳頭的胆嚢内ステント留置術を施行しており,その有用性について検討した.【対象】2006年4月から2012年9月までに,後期高齢者...

第99回日本消化器病学会総会胆道 感染症