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大学生における肝せん断弾性波伝搬速度と生活習慣病リスク因子との関連
西瀬 雄子(山形大学消化器内科学)
【目的】健診受診者における脂肪性肝疾患は増加傾向にあり,特に30~40歳代男性では約25%を占めるまでに増加している.若年者の脂肪性肝疾患の現状およびリスクを評価することは将来の脂肪性疾患を推計し対策を立てる上で有用と考えられる.本研究は,大学生における,せん断弾性波の肝内伝搬速度(Vs)を測定し,脂肪肝および糖代謝異常などの生活習慣病との関連を検討することを目的とした.【方法】A大学の学生261...

第99回日本消化器病学会総会NAFLD

尿酸はNAFLDの発症と進展に関する危険因子である
柴田 道彦(産業医科大学第3内科)
【目的】代謝異常症の一つである高尿酸血症がNAFLDの形成およびALT上昇に対する危険因子であることを明らかにする.【方法】企業Aの人間ドックデータベースから,アルコール摂取量が20g/日未満で基礎疾患を有さない男性を抽出して以下の研究を行った.〔研究1〕脂肪肝を有さない者を尿酸値が6.1 mg/dl未満のA群,それ以上のB群に分類し,経年的に脂肪肝の発症率を比較検討した.〔研究2〕脂肪肝を有しA...

第99回日本消化器病学会総会NAFLD

NAFLDに対する特定保健指導の有用性
志和 忠志(富士フイルム健康管理センター内科)
【目的】これまでに我々はNAFLD患者では肝機能のみならず,生活習慣病の危険因子の値と比率や動脈硬化度が有意に高いことを報告してきた.平成20年4月よりメタボリックシンドロームへの対策として特定健診・特定保健指導が始まった.今回我々は,NAFLDを有する中高年勤労者への特定保健指導の有用性について検討した.【方法】平成22年度に腹部超音波検査と問診等でNAFLDと診断され,同年度の特定健診の判定基...

第99回日本消化器病学会総会NAFLD

肥満者の肝機能障害および代謝異常の改善を目指した新しい治療戦略の展開
呉 世昶(筑波大学体育系スポーツ医学)
【背景・目的】肥満は,非アルコール性脂肪性肝疾患(NAFLD)の重要な基盤に位置づけられており,NAFLDの治療には肥満の予防,治療が重要であるといえる.肥満対策として,一般に食事制限や運動実践が用いられるが,実際の有効性は大きくない.その理由として,肥満に関する個人能力の不在が繋がっている可能性がある.今回,肥満改善に対する肥満者の管理能力の増進を目標にする治療戦略を展開し,肝病態および代謝異常...

第99回日本消化器病学会総会NAFLD

脂肪肝を有する2型糖尿病患者におけるGLP-1アナログ製剤投与の検討
村居 晴洋(清恵会病院内科)
【目的】脂肪肝を有する2型糖尿病患者に対して1年以上GLP-1アナログ製剤の投与を観察できた患者の臨床的検討を行った.【方法】2型糖尿病でCTまたはエコーで脂肪肝が認められた患者(以下T2DM)に対しGLP-1アナログ製剤(以下GLP-1)投与を1年以上観察できた19例を対象とした.T2DMのGLP-1投与前と1年後のBMI,AST,ALT,γGTP,T-Cho,LDL-Cho,HDL-Cho,H...

第99回日本消化器病学会総会NAFLD