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検索結果は5件です。
- 内視鏡的に切除しえた多発性横行結腸Inflammatory fibroid polyp(IFP)の一例
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杉浦 玄(玄クリニック)
Inflammatory Fibroid Polyp(以下IFP)は,消化管に発生する原因不明の隆起性病変であり胃,小腸に多く大腸での発生は稀であり本邦で多発例の報告はない.今回,本邦初の結腸多発例を経験したので報告する.症例は,75歳男性.既往歴は狭心症,現病歴では便潜血反応陽性を主訴に平成23年7月上旬当院受診.注腸X線では結腸の多発性ポリープと回盲部に表面平滑な円形腫瘤陰影を認め,粘膜下腫瘍...
第55回日本消化器病学会大会 >
大腸-症例3
- 病原大腸菌性腸炎(06)を合併し,Cat scratch colonを呈したCollagenous colitisの一例
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杉浦 玄(玄クリニック)
Collagenous colitis(以下CC)は,慢性下痢を主症状とする炎症性腸疾患であり内視鏡所見として血管透見性の低下,顆粒状変化,縦走潰瘍が主体であり,ひっかき傷様所見であるCat scratch colon(以下CSC)は稀である.今回,病原大腸菌性腸炎を合併し,典型的なCSCを呈したCCの一例を経験したので報告する.症例は,54歳男性.高血圧,過敏性腸症候群,不眠症等に当院通院中であ...
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大腸-症例3
- ALTA施行後,遷延性の全周性直腸潰瘍を発症し,高度の直腸狭窄に至った1例
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渡海 義隆(がん・感染症センター都立駒込病院・消化器内科)
【諸言】硫酸アルミニウムカリウム・タンニン酸注射液(以下ALTA)は,その収斂作用・止血作用および起炎作用により,非観血的に病変組織を硬化退縮させる内痔核硬化療法剤である.ALTA療法は患者にとって低侵襲で簡便に施行できるので,内痔核に対する標準治療のひとつとなっているが,薬理作用が強いがために重篤な偶発症が起きうると報告されている.今回我々は,ALTA施行後に遷延性の全周性直腸潰瘍ならびに狭窄を...
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大腸-症例3
- 内視鏡的に整復し待機手術を行った横行結腸の腹壁瘢痕ヘルニア嵌頓の一例
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大塚 亮(横浜新緑総合病院・外科)
症例は85歳女性,以前より右下腹部の虫垂炎の術後瘢痕部にヘルニアを認めていた.2日前から腹痛と同部の膨満あり,近医にて浣腸行うも軽快なく,嘔吐も出現し受診.約12cmの突出,緊満した腫瘤を認め,同部に圧痛は著明.腹壁瘢痕ヘルニアの嵌頓と診断した.造影CTでは嵌頓内容は横行結腸で,壁の造影効果は保たれており,うっ血も軽度であったが,徒手整復は困難であったため,緊急内視鏡を透視下に施行し整復を試みた....
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大腸-症例3
- 血便を主訴に来院し,下部消化管内視鏡にて虫体を摘除し得た鞭虫症の一例
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所 晋之助(湘南鎌倉総合病院・消化器病センター)
【緒言】鞭虫は犬や豚などの野生動物に寄生する線虫であるが,稀に人体感染を起こすことが知られている.土壌内で虫卵が発育し,虫卵の状態もしくは感染幼虫が形成されて人体感染を起こすことがあり,土壌媒介性線虫症として扱われる.今回血便を主訴に来院し,下部消化管内視鏡にて生きたまま採取し得た鞭虫症の一例を経験したので報告する.【症例】38歳男性.来院前日夜に焼肉店で食事をした後,帰宅直後から下腹部の違和感と...
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大腸-症例3
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