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検索結果は5件です。

異時性に胆道播種による再発をきたした肝細胞癌の2例
宮下 祐介(仙台厚生病院・消化器内視鏡センター)
肝細胞癌の肝外転移は,肺やリンパ節,骨などに多く,消化管への転移はまれである.肝細胞癌術後,異時性に胆道播種による再発をきたした2例を経験した.【症例1】60歳代,男性.右胆管内に浸潤する肝右葉,6cm大の腫瘍に対し,拡大肝右葉切除が施行され中分化型肝細胞癌であった.外来での経過観察となっていたが,1年3か月後に全身倦怠感,著明な貧血を認めた.上部内視鏡検査で十二指腸に易出血性の3cm大の発赤隆起...

第55回日本消化器病学会大会肝・胆道その他1

胆嚢内出血後,経鼻胆嚢ドレナージ留置にて診断し得た胆嚢癌の1例
土屋 慎(社会保険船橋中央病院・内科)
症例は71歳男性,主訴は右季肋部痛.腹部超音波・CTにて総胆管拡張・総胆管結石認めた.胆嚢は腹部超音波では腫大した胆嚢内腔に微細な点状高エコー充満しており,単純CTでは高吸収領域を認め胆嚢内出血も疑われた.入院後,ERCP施行にて下部胆管に5mm透亮像認め,内視鏡的乳頭切開術施行しbasketにて茶褐色結石(ビリルビンカルシウム結石)を排石した.乳頭部にcoaglaの流出を認め,経鼻胆嚢ドレナージ...

第55回日本消化器病学会大会肝・胆道その他1

成功率の向上と合併症発生頻度の低下を目指した当院における胆管挿管法
田中 克英(北播磨総合医療センター)
【背景と目的】 ERCPにおける胆管深部挿管はカテーテル造影法が基本とされてきたが,近年wire-guided cannulation (WGC)法や膵管guidewire (GW)法も行われ有効性が報告されており,当院では各種の方法を組み合わせた胆管深部挿管を行っている.当院での胆管深部挿管成功率や合併症の頻度を明らかにする.【方法】 2011年4月から2013年2月に当院で施行した胆管造影・処...

第55回日本消化器病学会大会肝・胆道その他1

経皮経肝胆道鏡(PTCS)が診断及び治療に有効であった4例
北山 素(国立嬉野医療センター・消化器内科)
【はじめに】経皮経肝胆道鏡(PTCS)は経皮経肝胆道ドレナージより胆道鏡を挿入する手技である.近年ERCP関連手技の進歩と普及によりPTCSの機会は減少傾向にある.今回PTCSが有用であった4例を経験したので報告する.【症例1】70代,男性.食道癌術後胃管癌で胸壁前食道回結腸空腸吻合術の既往あり.総胆管結石を認めていたが経乳頭的処置,外科的治療も困難で経過観察となっていた.胆管炎を反復するためPT...

第55回日本消化器病学会大会肝・胆道その他1

肝動脈化学塞栓術施行後,発症したHelicobactor cinaedi菌血症の1例
建部 英春(犬山中央病院・消化器内科)
症例は74歳,男性.平成24年8月より肝硬変(原因は潜在性B型肝炎を疑う),肝細胞癌(S6,S8)の診断にて,肝動脈化学塞栓術(trancecatheter arterial chemoembolization:TACE),経皮的ラジオ波焼灼療法(radiofrequency ablation:RFA)を繰り返していた.平成24年11月に腹部CT検査(造影)にて肝細胞癌再発を認め,平成24年12月...

第55回日本消化器病学会大会肝・胆道その他1