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検索結果は5件です。

オメプラール継続内服中にもかかわらず発生したHP陰性巨大胃潰瘍にネキシウムが著効した1例
森 克昭(日野市立病院・外科)
症例は55歳女性,慢性関節リウマチのため鎮痛剤長期内服中.42歳時に胃潰瘍穿孔でグラハム手術の既往があり以後もたびたび潰瘍再燃を繰り返していたがオメプラール継続内服しており重症化は認めなかった.しかし2012年5月1年ぶりに施行した内視鏡で体下部大弯および胃角部小弯にA1期巨大胃潰瘍を計2個認めた.露出血管や出血は認めなかったが穿孔のリスクを考慮し内服を変更.オメプラール20mgを中止としネキシウ...

第55回日本消化器病学会大会胃-潰瘍

出血性消化性潰瘍患者に対するPPIの有効性の検討 -エソメプラゾールvsオメプラゾール-
田部井 弘一(杏林大付属病院・3内科)
【目的】出血性消化性潰瘍の急性期には,内視鏡的治療とともに酸分泌抑制薬の投与が推奨されている.PPIは急性期の止血の補助から退院後の予後観察時まで幅広く使用されている.エソメプラゾール(EPZ)の特徴は高い胃酸分泌抑制効果である.しかし,わが国において消化性潰瘍に対するEPZの有効性に関する報告は無い.そこで,我々はオメプラゾール(OPZ)を対照薬とし,EPZの有効性を無作為化並行群間比較試験にて...

第55回日本消化器病学会大会胃-潰瘍

H. pylori・非NSAID出血性潰瘍の病態
繁田 貴博(埼玉医大病院・消化器内科・肝臓内科)
【目的】最近,出血性胃十二指腸潰瘍の症例におけるH. pyloriの感染率が低下しており,非H. pylori・非NSAID症例の比率が増加している(JDDW2012発表).そこで,今回はこれら症例の病態を明らかにするために,その臨床像および内視鏡所見をH. pyloriによる潰瘍例およびNSAID潰瘍例と比較した.【方法】対象は2011年1月から2013年2月までに出血性胃十二指腸潰瘍で入院した...

第55回日本消化器病学会大会胃-潰瘍

出血性胃十二指腸潰瘍の治療における内視鏡診療ガイドラインの評価
池端 敦(岩手県立中央病院・消化器科)
【目的】抗血栓薬の服用開始は内視鏡的に止血が確認できた時点での開始が推奨されている.当科では抗血栓薬服用中の出血性胃十二指腸潰瘍症例では止血確認後も1週間の休薬を続けてきた.経験症例の臨床背景,治療成績,予後について後向きに検討すること,およびガイドラインに従った治療の評価を検討することを目的とした.【対象・方法】過去1年間に緊急内視鏡検査が施行された出血性胃十二指腸潰瘍109例(M:80,F:2...

第55回日本消化器病学会大会胃-潰瘍

制酸剤内服中に発症したNSAIDs起因性出血性胃十二指腸潰瘍の検討
神野 秀基(三豊総合病院・消化器科)
【目的】近年,高齢者の増加にも関連して,低用量アスピリンを含むNSAIDsが使用されることも多い.同時にNSAIDsによる消化管粘膜障害もよく知られるようになり制酸剤の予防投与が行われるようになっているが,PPIまたはH2RA等の制酸剤が投与されているにも関わらず出血性胃十二指腸潰瘍を合併する症例も散見される.今回,われわれは制酸剤内服中に発症したNSAIDs起因性出血性胃十二指腸潰瘍の臨床的特徴...

第55回日本消化器病学会大会胃-潰瘍