セッション

検索結果は5件です。

胃瘻造設時の咽頭留置持続吸引の有用性~誤嚥による器質的変化の抑制~
谷田 恵美子(町田市民病院・消化器科)
【目的】経皮内視鏡的胃瘻造設術(以下PEG)は術中の誤嚥が問題となる.我々は,誤嚥予防を目的にPEG施行時に吸引カテーテルの先端を下咽頭に留置して口腔内分泌物の持続吸引(以下,留置持続吸引法)を行っている.必要時に口腔内を用手的に吸引する従来法と比較して,呼吸器合併症発症に差はないが,吸引能力は同等以上である事を報告した(Gastroenterol Endosc 2009;51:3108).今回,...

第55回日本消化器病学会大会胃-PEG偶発症

PEG後に胃瘻の使用を断念した症例の検討
横浜 吏郎(国立旭川医療センター)
【目的】PEGは既に確立された手技であるが,その施行には危険を伴い,様々な合併症を経験する.その一方で,PEGが成功したにも関わらず,経腸栄養が施行できずに胃瘻の使用を断念した症例が存在する.もし術前に胃瘻の使用困難が予測できれば,不適切な胃瘻造設を避けることが可能になる.我々は,PEG後に胃瘻の使用を断念した症例を検討し,術前の予測因子について解析した.【方法】1999年4月以降に当院あるいは協...

第55回日本消化器病学会大会胃-PEG偶発症

腹腔鏡補助下経皮内視鏡的胃瘻造設中に発生したMallory-Weiss症候群による胃粘膜裂創の1例
渡邊 秀一(秀和綜合病院)
症例は84歳女性.脳梗塞による嚥下障害をきたし経口摂取困難であったため経皮内視鏡的胃瘻造設(PEG)の適応とされた.術前CTにて横行結腸が胃腹側に位置しておりPEG施行困難と判断され開腹胃瘻造設目的に当院紹介された.開腹歴なく,全身麻酔可能な状態と判断されたため,腹腔鏡補助下に経皮内視鏡的胃瘻造設術を行うこととなった.腹腔鏡補助下に横行結腸を胃腹側より排除することによりPEG造設が可能となり体下部...

第55回日本消化器病学会大会胃-PEG偶発症

経皮内視鏡的胃瘻造設2日後,瘻孔開大により穿孔性腹膜炎を発症した一例
北川 紗里香(川崎市立多摩病院・消化器・肝臓内科)
【はじめに】経皮内視鏡的胃瘻造設術(PEG)に伴う合併症は約15%前後とされ,出血,限局性腹膜炎などが報告されているが,重篤なもののひとつに汎発性腹膜炎がある.今回我々は,PEG施行2日後に,胃壁の瘻孔が開大し,汎発性腹膜炎のため緊急手術を要した症例を経験したので報告する.【症例】47歳,男性.脊髄小脳変性症の患者で,嚥下機能低下から,2009年11月にPull法にて体下部前壁にバンパー型の胃瘻を...

第55回日本消化器病学会大会胃-PEG偶発症

胃瘻交換での合併症“胃壁貫通”を経験して知り得た胃瘻の実際
花ヶ崎 和夫(我孫子聖仁会病院)
【症例】60才女性,2012年9月,外来にて8回目の胃瘻交換を行った.我々は,胃瘻交換に吊り上げ式誘導装置を用いている.今回も,胃瘻に装置を挿入し,この装置が確かに胃に入っていることを経胃瘻的に細径内視鏡で確認した後カテーテルを挿入,装置を取出し,バンパーカテーテルが装置先端のリングを通過していることで胃内留置とした.しかし,翌日腹膜炎症状を訴え来院.腹部CTにてカテーテルの胃穿孔,栄養剤の腹腔内...

第55回日本消化器病学会大会胃-PEG偶発症