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検索結果は5件です。

経鼻用極細径内視鏡による食道癌術後再建臓器の粘膜血流評価
岡本 健志(山口大大学院・消化器病態内科学)
【目的】食道癌術後の再建臓器(胃管,遊離空腸等)の壊死は稀であるが,重篤な合併症である.我々は再建臓器の血流を評価する目的で,極細径内視鏡を用いて食道癌術後の再建臓器の粘膜を観察している.本検査法の実行可能性や有用性について後ろ向きに検討した.【方法】2009年7月から2012年12月の間に,当大学消化器腫瘍外科にて食道癌に対して食道切除を施行し,術後に内視鏡検査を施行した61例(胃管54例,遊離...

第55回日本消化器病学会大会食道-診断

内視鏡的肉眼病型からみた隆起型食道扁平上皮癌の形態学的特徴と深達度診断に関する検討
千野 修(東海大・消化器外科)
【目的】食道癌を適切に治療するためには正確な深達度診断が必要となる.今回,隆起型食道癌について内視鏡所見を中心とした形態学的特徴と病理組織学的所見から深達度診断について検討した.【対象と方法】2009年4月から2012年9月までの3年6か月間に教室で扱った隆起型食道扁平上皮癌75例を対象とした.年齢48~90(平均66.2)歳,男女比=67:8,治療法は切除59例(内視鏡的切除14例,外科的切除4...

第55回日本消化器病学会大会食道-診断

上部消化管内視鏡スクリーニングでの食道表在癌の拾い上げにおける工夫
小熊 潤也(日本鋼管病院・外科)
【目的】食道はその大部分が縦隔内に位置するため,大血管や気管による圧排や心拍動,さらには呼吸の影響も受けやすい.また内視鏡観察において胃に比べ接線方向となる部分が多く,精密な観察が難しい臓器である.上部消化管内視鏡検査では食道の観察は必須であるが,その正確さについては内視鏡施行医によりばらつきがあるといわざるを得ない.食道表在癌を早期に発見するための最良の内視鏡検査法はどのようなものか,日々試行錯...

第55回日本消化器病学会大会食道-診断

多発ヨード不染帯別に見たNBI導入よる表在型食道多発癌発見率の検討
堀 圭介(岡山大病院・光学医療診療部)
【目的】食道発癌患者においてヨード染色内視鏡検査は標準とされているが多発ヨード不染帯症例においては早期検出が困難な症例も存在する.多発不染帯症例におけるNBI拡大観察の有用性につき検討した.【対象】1994年1月から2013年2月までの期間に食道領域に新規に発癌した手術非施行症例239例.【方法】NBI拡大観察導入以前にヨード染色内視鏡検査を行った83症例,導入後NBI拡大観察に加えヨード染色を行...

第55回日本消化器病学会大会食道-診断

レーザー光を用いた特殊光観察の有用性について
山本 富美子(名古屋大大学院・消化器内科学)
【背景】富士フィルム社が新規に開発したレーザー光を用いた特殊光観察(Blue LASER Imaging :BLI)は,NBIと同様に粘膜表面の微細血管を強調して観察する技術である.BLIは,NBIと同等の拡大観察時の質的診断に加え,非拡大の遠景観察時でも明るい視野が確保されるため,その視認性向上も期待されている.【目的】BLIとNBI双方で観察可能であった症例をもとにBLIの特徴を検討した.【対...

第55回日本消化器病学会大会食道-診断