セッション

検索結果は5件です。

EUS-FNAが診断に有用であった膵solid-pseudopapillary tumor(SPT)の3例
小副川 敬(九州大大学院・病態制御内科学)
SPNは稀な膵腫瘍であり,術前診断に苦慮することが多い.EUS-FNAはわが国でも急速に普及してきているが,術前にEUS-FNAにより確定診断できたSPNの報告例は少ない.今回我々は,EUS-FNAにて術前にSPNと診断できた3例を経験したので報告する.症例1: 10代男性.心窩部痛で近医を受診.USで膵頭部に腫瘤を指摘され,当科紹介.精査にてCTでは膵頭体部移行部に早期相から遅延相にかけて漸増性...

第55回日本消化器病学会大会EUS-FNA2

EUS-FNABで診断し得た膵尾部原発mixed acinar-endocrine carcinomaの1例
家本 孝雄(北播磨総合医療センター・消化器内科)
膵癌取扱規約では外分泌腫瘍と内分泌腫瘍が混在あるいは併存してみられるものを併存腫瘍と定義しており,mixed acinar-endocrine carcinomaの報告は稀である.我々は,超音波内視鏡下穿刺吸引針生検(EUS-FNA)で術前診断し得た膵尾部原発mixed acinar-endocrine carcinomaの1例を経験したため,若干の考察を加えて報告する.症例は70歳代の男性である...

第55回日本消化器病学会大会EUS-FNA2

EUS-FNAが診断・治療方針決定に有用であったdiffuse large B cell lymphoma 重複癌の2例
井上 匡央(岐阜県立多治見病院・消化器内科)
【症例1】77歳,女性.腹部膨満感にて近医受診,腹部単純CTにて腹腔内腫瘤を疑われ,当院紹介受診となった.造影CTでは上腸間膜動脈周囲から空腸動脈周囲に多数の腫大したリンパ節の集簇を認め,またS状結腸には壁肥厚を認めた.下部消化管内視鏡検査ではS状結腸に約1/3周性の2型進行大腸癌を認めた.S状結腸周囲のリンパ節腫大は乏しく,腸間膜リンパ節腫大は転移としては非典型的と考え,確定診断目的に腸間膜リン...

第55回日本消化器病学会大会EUS-FNA2

副腎腫瘤に対するEUS-FNAによる病理組織診断
上村 真也(岐阜大附属病院・消化器内科)
CTで偶然発見される副腎腫瘤(incidentaloma)は意外と多く,その頻度は多い報告では約5%に達する.incidentalomaの多くは良性の腺腫であるが,他臓器に腫瘍を認める場合には50%が転移とされ,副腎原発のリンパ腫等もみられることから鑑別診断が問題となることも多い.特にリンパ腫についてはその病理組織学的分類が治療方針決定に必須であり,病理組織診断に耐えうる検体採取が望まれる.これま...

第55回日本消化器病学会大会EUS-FNA2

当院におけるリンパ節に対するEUS-FNAの検討-最適な治療方針決定に向けて-
澤井 勇悟(京都大附属病院・消化器内科)
【目的】EUS-FNAは腫大リンパ節に対する悪性腫瘍のStagingや再発の有無確定などに有用とされている.今回,当院でのリンパ節に対するEUS-FNAの有用性を検討した.【方法】対象は当院で2009年4月-2013年1月にリンパ節に対しEUS-FNAを施行した76例107病変(原疾患で悪性腫瘍確定あり73例, 原因不明リンパ節腫大3例)で, 1)対象の内訳, 2)診断能, 3)正診群と非正診群の...

第55回日本消化器病学会大会EUS-FNA2