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検索結果は5件です。

当科における閉鎖孔ヘルニア16例の検討 -嵌頓腸管壁のCT値測定による腸管切除予測-
田澤 賢一(糸魚川総合病院・外科)
【目的】地域の高齢化率の上昇により,当院の閉鎖孔ヘルニア症例は増加している.今回,同疾患群の特性の明確化を研究目的とした.【対象,結果】過去12年間に経験した閉鎖孔ヘルニアは15例(17病変)で,臨床病理学的に検討した.【結果】平均年齢は81.2歳,全例が女性で,発生部位は,右8例,左5例,両側2例(同時:1例,異時:1例,片側再発1例あり)であった.術前の平均BMI値は16.9と極めて低値で,平...

第55回日本消化器病学会大会その他-ヘルニア 3

鼠径法手術で確定診断した鼠径ヘルニア偽還納の1例
新名 一郎(藤元総合病院・外科, 宮崎大・腫瘍機能制御外科学)
鼠径ヘルニア偽還納は腸管が陥頓した状態で,ヘルニア嚢と一緒に腹膜前腔に戻る極めてまれな疾患である.今回われわれは鼠径ヘルニア偽還納の1例を経験したので報告する.症例は83歳,男性.慢性腎不全に対し血液透析中.左下腹部痛を認め,近医を受診し鼠径ヘルニア陥頓を認めた.腹部CT検査で小腸イレウスを併発していた.ヘルニアを徒手整復し,腹部症状の改善を認めたが,しばしば陥頓するため手術目的で当院へ紹介となっ...

第55回日本消化器病学会大会その他-ヘルニア 3

当科の教育プログラム―ソケイヘルニアを中心に―
道浦 拓(関西医大・外科)
(はじめに)最近,外科医志望者の減少が問題となっており,志望者を増やすためには労働環境,教育システムの構築,いかに外科に興味をもってもらうかなど多くの改善または工夫しなければならない.当科では,外科を志す者を増やすために学生教育,ジデントに対する教育システムの構築に取り組んでいるので報告する.(教育システム)外科入局後は外科専門医習得のため各臓器グループを(3-6カ月単位)でローテーションする.各...

第55回日本消化器病学会大会その他-ヘルニア 3

術前診断し単孔式腹腔鏡手術を施行した子宮広間膜裂孔ヘルニアの1例
新井 周華(千葉市立海浜病院・外科, 千葉市立青葉病院)
【諸言】内ヘルニアは後腹膜にある生理的な窪みに臓器が陥入する後腹膜ヘルニアと,腸間膜・大網等にある異常裂孔を通じる異常裂孔ヘルニアとに大きく2つに分類される.子宮広間膜裂孔ヘルニアは後者に属し内ヘルニア全体の約4~5%を占めるにすぎない非常に稀な疾患である.【症例】47歳,女性,主訴は腹痛,平成23年11月下旬より腹痛出現し12月に近医受診,腸閉塞の診断で当院内科紹介受診となる.腹部単純X線検査に...

第55回日本消化器病学会大会その他-ヘルニア 3

再発ゼロをめざすTAPP~的確な位置でのメッシュ挿入・固定
鶴間 哲弘(JR札幌病院・外科)
鼠径ヘルニアの手術術式としては前方アプローチと腹腔鏡手術によるTAPP,TEPPがある.いずれの術式においても再発を生じないために重要なことの一つとしては,大腿輪,Hesselbach三角,外側三角のソ径部後壁の脆弱部をメッシュにて確実に覆うことである.再発症例をみると,メッシュの挿入部位のずれ,腹膜前腔で十分メッシュが伸展されていないままの挿入・固定,併存ヘルニアの見落としなどによって生じている...

第55回日本消化器病学会大会その他-ヘルニア 3