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検索結果は5件です。
- 肝原発平滑筋肉腫の1例
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伊藤 達雄(島根県立中央病院・外科)
肉腫は肝原発腫瘍のうち0.04%を占めるまれな疾患とされている.その中でも平滑筋肉腫は非常にまれであり,通常は転移性病変であると考えられている.肝原発の平滑筋肉腫の一例を経験したので報告する.【症例】68歳女性.食思不振を主訴に近医を受診し,精査のため当院紹介となった.腹部超音波検査を行ったところ肝S4に低エコーで境界明瞭な67×30mm大の腫瘍を指摘された. CTでも境界明瞭で遷延性濃染をうける...
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肝臓-症例 2
- 原発巣切除の7年6ヶ月後に再発した右肝管浸潤を伴う直腸癌肝転移の1例
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秋山 裕人(旭労災病院・外科)
(はじめに)肝腫瘍の診断において,肝内胆管癌と転移性肝癌の鑑別は時に困難である.肝内胆管癌では肝内胆管拡張が診断の一助とされるが,近年では大腸癌肝転移に伴う肝内胆管拡張の報告例が増加している.今回直腸癌手術の7年6ヶ月後に切除しえた右肝管浸潤を来たした肝転移を経験したので報告する.(症例)75歳男性.2005年7月にRb直腸癌のため直腸切断術を施行した.腫瘍は6cmで中分化型腺癌,pA,ly0,v...
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肝臓-症例 2
- 自然退縮と考えられた肝細胞癌の3切除例
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濱田 剛臣(宮崎大・腫瘍機能制御外科学)
【はじめに】肝細胞癌(HCC)の自然退縮は稀でその機序は不明である.当科で経験した自然退縮と考えられたHCCの3切除例を報告する.【症例1】78歳男性.C型慢性肝炎.2008年3月にAFP:40 ng/mlと上昇を認め,CTでS2に5cm,S7に1.5cmの腫瘍を認めた.S2の腫瘍は造影効果に乏しく,2回の肝生検でも悪性所見は認めなかった.S7の腫瘍はHCCの造影効果を呈し,HCCと診断した.肝外...
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肝臓-症例 2
- 24歳男性に発症したFibrolamellar hepatocellular carcinomaの1例
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池原 康一(中部徳洲会病院・消化器科)
【はじめに】Fibrolamellar hepatocellular carcinoma(以下,FLC)は,1956年にEdomondsonにより初めて報告され,本邦の原発性肝癌取扱い規約では肝細胞癌特殊型に分類されている.欧米では原発性肝癌の1~2%程度であるが,本邦ではさらに少なく,非常にまれである.われわれはFLCの1例を経験したので報告する.【症例】24歳男性.右季肋部痛を主訴に内科外来を...
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肝臓-症例 2
- 腫瘍破裂で発症し肝細胞癌と鑑別困難であった肝原発類上皮血管内皮腫の1例
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土田 忍(淀川キリスト教病院・外科)
【緒言】類上皮血管内皮腫は血管内皮由来の非上皮性腫瘍で,軟部組織・肺・肝などに発生するまれな腫瘍である.また,病理学的には血管肉腫と血管腫の中間の悪性度を示し,比較的予後不良の悪性腫瘍とされている.今回,腫瘍破裂で発症し肝細胞癌と鑑別困難であった肝原発類上皮血管内皮腫の1 例を経験した.【症例】60代・男性.2012年6月に腹痛を主訴に近医を受診し,腹水と肝腫瘤を指摘され当院消化器内科を紹介受診し...
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肝臓-症例 2
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