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検索結果は5件です。

vp3,4肝細胞癌の門脈腫瘍栓に対する術前放射線治療の有効性の検討
柿坂 達彦(北海道大大学院・消化器外科学分野I)
【背景】門脈腫瘍栓を伴う肝細胞癌は, 手術治療による完全切除を行っても門脈血流を介した肝内転移を発症しやすい.特に腫瘍栓が門脈一次分枝(vp3), 門脈本幹(vp4)に及んだ症例は予後不良である.これらの症例に対して長期予後を期待できる標準治療は確立していない.今回, vp3,4症例において腫瘍栓に対する術前放射線治療の有効性を検討した.【方法】1990年~2010年の間, 当科での肝細胞癌初回手...

第55回日本消化器病学会大会肝臓-集学的治療 1

予後向上に向けた肝内胆管癌に対する術後補助化学療法
横尾 英樹(北海道大大学院・消化器外科学分野I)
【背景】当科の検討では胆管細胞癌の独立した予後因子として腫瘍個数,R0,CA19-9値であることが判明しているが治癒切除が得られたとしても一般にその予後は不良である.従って手術単独での治療では不十分であり何らかの術後補助化学療法が必要であるが一定した見解が得られていない.【目的】当初,術後補助化学療法としてPMC療法を行ってきたが,2007年からGemcitabineを中心とした治療を行っている....

第55回日本消化器病学会大会肝臓-集学的治療 1

分子標的治療時代における肝細胞癌術後Sorafenib治療
青野 高志(新潟県立中央病院・外科)
【目的】肝細胞癌(HCC)術後成績向上には術後再発に対する治療戦略が重要である.HCC術後Sorafenib治療の効果を評価する.【方法】1999年4月~2012年12月に当科で施行したHCC初回肝切除166例中102例に術後再発(遺残含む)を来した.そのうち,Sorafenib治療適応再発(TACE不応,肝外転移,高度脈管侵襲)と判断された49例を対象とした.Sorafenib治療を行った11例...

第55回日本消化器病学会大会肝臓-集学的治療 1

当科における局所進行肝細胞癌に対する肝動注療法の検討
武田 真(浜松医大・2外科)
(はじめに)門脈腫瘍栓を伴う進行肝細胞癌に対しては,従来リザーバー留置下での5-FU+CDDP or IFN肝持続動注療法が用いられてきた.しかし,リザーバー留置の必要性,カテーテルトラブル,入院期間の延長などの問題点も存在した.それに対し,one shot肝動注療法でも持続動注療法に匹敵する治療効果の報告も存在する.当科では,2012年から局所進行肝癌に対するCBDCA+ADM +MMC(以下C...

第55回日本消化器病学会大会肝臓-集学的治療 1

化学療法新時代における転移性大腸癌の治療戦略
所 隆昌(藤田保健衛生大・肝脾外科)
【緒言】オキザリプラチンやCPT-11を中心とした多剤併用化学療法や分子標的薬の開発により大腸癌化学療法の奏効率は飛躍的に向上し約2年のoverall survialも期待できるようになった.われわれの施設での経験をもとに化学療法新時代の大腸癌の治療戦略について検討した.【対象】症例は2008年1月1日より2012年12月31日までに当科にて肝切除術を施行した116例を対象とした.術前化学療法の予...

第55回日本消化器病学会大会肝臓-集学的治療 1