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検索結果は5件です。

MDCTを用いた膵・胆管狭窄性病変の検出と画像再構成について
出石 邦彦(KKR高松病院・外科)
【目的】MDCTの画像再構成の処理速度・空間分解能は飛躍的に向上され,様々な角度からの再構成が瞬時に可能になった.我々は再構成画像により明瞭な診断が可能になった胆膵管の狭窄性病変の4例を呈示する.【症例】症例1:53歳男性.腹部CTのAxial像で偶然,中下部胆管端にわずかな壁肥厚を認めた.精査のための再構成しCoronal像で検討したところ,より明瞭に壁肥厚が診断され,経口胆道鏡を行い隆起性病変...

第55回日本消化器病学会大会胆道-診断

肝門部胆管癌における胆管切離線決定のための術前画像診断法の比較
味木 徹夫(神戸大・肝胆膵外科)
【目的】肝門部胆管癌は積極的な外科切除により長期予後が期待できる疾患で,手術の可否や術式決定には肝側胆管の切離線を評価決定することが極めて重要である.このための術前画像として,ERC,MRCPが従来施行されてきたが,教室ではさらに造影下3D-CT胆管像構築を行いその有用性を報告してきた.今回,肝門部胆管癌におけるこれら3種のmodalityの術前画像としての有用性を再評価し,報告する.【方法】20...

第55回日本消化器病学会大会胆道-診断

胆膵領域での3D手術シミュレーションの有用性についての検討
宮本 良一(筑波大・消化器外科)
【背景】解剖学的変異の多い肝胆膵手術では,病変と周囲臓器,脈管との位置関係を正確に把握する事は安全な手術を行う上で必要不可欠である.我々は情報共有が可能な3D手術シミュレーションを肝臓手術より運用を開始し胆膵領域の手術にも適応を広げてきた.【目的】3D手術シミュレーションが胆膵領域手術に有用であるかを検討した.【方法】1) MRCP 3D fusion法:胆道疾患12例を対象としCTとMRCPのデ...

第55回日本消化器病学会大会胆道-診断

胆管原発の腺扁平上皮癌の臨床病理学的検討
大島 隆一(聖マリアンナ医大・消化器・一般外科)
【はじめに】胆管原発の腺扁平上皮癌は稀であり,症例の蓄積による病態の解析が必要である.当院で経験した腺扁平上皮癌3例の臨床病理学的検討を行った.【対象と方法】2005年1月から2013年3月までに当院で手術を施行した胆管腺扁平上皮癌3例について,臨床像,画像診断,病理所見,および予後について検討した.【結果】平均年齢は72.7歳.病変部位は肝門部胆管,中部胆管,下部胆管がそれぞれ1例ずつ,術式は2...

第55回日本消化器病学会大会胆道-診断

術中胆道造影において描出される膵管逆流現象の臨床的意義
上野 公彦(神戸労災病院・外科)
【はじめに】近年,膵胆管合流異常(以下合流異常)を伴わない膵胆管逆流現象(以下逆流現象)が注目されている.この原因としては乳頭括約筋の機能障害や膵管内圧と胆管内圧との関係などが関与していると考えられている.逆流現象の診断は,低侵襲のCT,MRI,超音波等では困難で,ERCPにおける造影剤の膵管内逆流現象および胆管または胆嚢内胆汁のアミラーゼ値の上昇が確定診断となる.しかしERCPは侵襲が大きいため...

第55回日本消化器病学会大会胆道-診断