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検索結果は5件です。

膵管癌の切除不能予測因子に関する解析
岡田 健一(和歌山県立医大・2外科)
【背景】膵臓癌は外科的切除が最も有効な治療であるが,その切除率は低い.【目的】膵管癌の切除不能予測因子を明らかにすること.【対象】2009年6月から2012年10月までに当科に紹介され,最終的に病理組織診で管状腺癌,浸潤性膵管癌,IPMN由来浸潤癌と診断された連続200例.【方法】初診時臨床的項目(年齢,性別,症状の有無,腫瘍の占拠部位,腫瘍サイズ),腫瘍マーカー(CEA,CA19-9,DUPAN...

第55回日本消化器病学会大会膵臓-診断 3

MDCTを用いた膵癌の動脈周囲神経叢進展の評価
青木 修一(東北大病院・肝胆膵外科)
【背景】動脈への神経叢進展は膵癌のresectabilityに関与する重要な因子であるが,術前治療前後の画像上の変化は不明な点が多く,自験例をもとに検討した.【対象】2006年から2012年までに術前治療後の膵癌切除103例のうち,MDCTで術前に主要動脈周囲の神経叢進展を認めた21例.術前治療は化学療法が16例(GEM:2例,GEM+S-1:14例),化学放射線療法5例であった.術式はPD9例,...

第55回日本消化器病学会大会膵臓-診断 3

膵腫瘍おける術前診断の正診性の検討
藤 信明(京都第二赤十字病院・外科)
【はじめに】画像検査の向上にもかかわらず,膵腫瘍は術前診断の苦慮や術前診断と術後診断との相違に遭遇する.今回,当科で経験した膵腫瘍の術前診断と術後診断の相違例を検討し,文献的考察を行った.【対象と方法】2010年1月から2012年12月までに当科で施行したPD (膵頭十二指腸切除),DP (膵体尾部切除),中央膵切除などの膵切除112例のうち胆道癌17例,術前診断慢性膵炎症例6例,他臓器癌2例を除...

第55回日本消化器病学会大会膵臓-診断 3

膵癌との鑑別が困難であった,IgG4非関連自己免疫性膵炎
小山田 尚(国立水戸医療センター・外科)
膵癌との鑑別を要した,IgG,IgG4値が正常である自己免疫性膵炎(AIP)の症例を経験したので報告する.症例は81歳女性.2012年7月に上腹部不快感を主訴に近医受診,精査を受けたが,食道裂孔ヘルニアの診断となり,投薬を受けて軽快した.そのフォロー中に胆管,膵管の拡張を認めたため,当院紹介となった.初診時は症状なく,炎症所見,血清アミラーゼの上昇や黄疸もなかった.画像診断では,CT,MRIにて再...

第55回日本消化器病学会大会膵臓-診断 3

膵癌との鑑別を要した自己免疫性膵炎の検討
浅利 貞毅(神戸大・肝胆膵外科)
【背景・目的・方法】2009年自己免疫性膵炎 (AIP)診断ガイドラインの改訂以降,病変部位が限局したAIPが多く診断されるようになった.AIPと膵癌 (PC)との鑑別は常に重要である.自験例8例の診断および治療につき検討を行い,PCとの鑑別点を明らかにする.【成績】全例が男性で平均年齢は70.4歳.1) 初発症状・診断契機:黄疸4例,上腹部痛2例,USで腫瘤像1例,高アミラーゼ血症1例.2) 血...

第55回日本消化器病学会大会膵臓-診断 3