セッション

検索結果は5件です。

Barrett食道腺癌に対するセンチネルリンパ節理論に基づいた低侵襲個別化手術の開発
竹内 裕也(慶應義塾大・外科)
【目的】Barrett食道腺癌のリンパ節転移の有無と転移部位診断は,術式,リンパ節郭清範囲に関わる重要な課題である.腫瘍原発巣からリンパ流を介して最初の転移が生じるリンパ節をセンチネルリンパ節(SN)と呼ぶが,これまで我々は食道癌に対するSN同定を試み,リンパ節転移診断において良好な成績を報告してきた.今回我々はBarrett食道腺癌におけるSN生検の成績を食道扁平上皮癌と比較検討した.またSN理...

第55回日本消化器病学会大会食道・咽頭-手術治療 4

食道癌術後の回結腸再建術
上野 正紀(虎の門病院・消化器外科)
【目的】食道癌は3領域リンパ節郭清,集学的治療により治療成績の向上を得た.胃再建では,食事摂取が変わり,体重減少,ダンピング症候群などがある.また,逆流と誤嚥性肺炎は長期生存例の晩期の合併症としても無視できない.根治性を維持した機能温存手術として,胃温存回結腸再建を行っている.【方法】2008~2013.3月食道癌根治手術症例.胸部操作終了後,腹部郭清を行った上で胃は噴門側の小切除にとどめ,大部分...

第55回日本消化器病学会大会食道・咽頭-手術治療 4

食道切除後再建術における工夫と短期治療成績
木村 祐輔(岩手医大・外科)
【目的】食道癌手術における縫合不全や胃管の血流障害は,時に重篤化し致命的となる.このため食道切除後の再建の際には,血流良好な再建臓器の作成と正確な吻合手技が要求される.当科では,後縦隔経路胃管再建,頚部吻合を標準術式としている.再建の工夫と治療成績を報告する.【対象】1992.2~2012.12に右開胸あるいは胸腔鏡下に食道切除術を施行した390例を対象とした.【結果】再建臓器は,胃管:371, ...

第55回日本消化器病学会大会食道・咽頭-手術治療 4

食道再建術における胸三角皮弁(DP-flap: delta pectoral flap: 上胸部水平有茎皮弁)の応用
猶本 良夫(川崎医大・総合外科学)
高齢者ならびに糖尿病,高血圧症症例などの増加とともに,血管系に器質的病変を有する食道癌症例が増加してきている.また,放射線化学療法後に切除を行うサルベージ手術例においても縫合不全率が課題となっている.各種の要因により起こった食道・胃管吻合部難治性縫合不全部に対しては,皮弁を用いた再建が選択肢の一つとなりうる.
手術のおよそ7~10日前に遅延皮弁をあらかじめ作成して,もう一度もとの位置に戻し縫...

第55回日本消化器病学会大会食道・咽頭-手術治療 4

腹臥位胸腔鏡下食道癌手術(VATS-E),ストリッピング(反転)による左反回神経周囲リンパ節郭清と安全な吻合の工夫
牧野 浩司(日本医大多摩永山病院・外科)
【はじめに】腹臥位では左側上縦隔の展開の困難がデメリットとされてきたが,工夫や改良を行ってきた.また,安全確実な吻合を行い,良好な成績を得られてきたので報告する.【対象と方法】食道癌患者に対して,T1b, T2まで2005年~左側臥位で25例,1. 2009年~腹臥位で16例,2.2011年7月~T4術前CRT(+)の症例まで適応を拡げ12例(計30例)の計55例,VATS-Eを施行した.現在の腹...

第55回日本消化器病学会大会食道・咽頭-手術治療 4